東信のオオルリシジミ(5月下旬 長野県)
そろそろオオルリシジミも飛び始めているのではないかと気になったので、インターネットで調べていたところ、『環境省と県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている~省略~チョウ「オオルリシジミ」が、舞い始めた。~省略~21日朝、10匹以上を確認した。今月に入り日中に暑い日があった影響もあり、例年よりやや早いという。』という信濃毎日新聞5月22日の記事を見つけた。それなら確実に撮影もできると思ったので、早朝出発で長野県東信の生息地に向かった。
現地では早速♂が出迎えてくれた。空は見事なまでに晴れ渡っていたが、朝の気温は低めだったので、動きは緩慢だった。
写真1▼ オオルリシジミ♂:歓迎の瑠璃色。最初に写した1枚だ。
そのすぐ後に♀も見つけたが、翅がかなり傷んだ個体だったので、レンズは向けなかった。それ以降暫くの間、見かけたのは全て♂だった。
写真2▼ オオルリシジミ♂:後翅基部の水色が印象的だ。
写真3▼ オオルリシジミ♂:食草であるクララに留まってV字開翅。
そのうち、もう一人来られていたカメラマンの方とすれ違った際に挨拶をすると、「昨年ゴマシジミの場所で会いましたね。」と声をかけられた。kontyさんと一緒に来られていたH氏だった。
それからは二人で行動を共にして撮影した。
その頃になると気温も上がり、♂は探雌飛翔モードに入り、なかなか留まってくれなくなった。そうなると主役交代で産卵のためにクララに来る♀を探してレンズを向けた。
写真4▼ オオルリシジミ♀:水が張られた田んぼをバックに、クララに留まった♀が翅を広げた。
すぐ左の田んぼでは田植え作業が始まっていた。H氏は私より右の位置から撮影されていたので、その田植え作業が背景の写真を撮られたのではないだろうか。
写真5▼ オオルリシジミ♀:産卵の合間の小休止。
写真6▼ オオルリシジミ♀:翅表の瑠璃色は陽光を直接浴びない方が青味を増す。
写真7▼ オオルリシジミ:ハルジオンでの吸蜜。
交尾ペアを探して歩き出すと見慣れた後姿を発見。「蝶の玉手箱」のcactussさんも来られていた。H氏とcactussさんは親しい間柄だった。cactussさんは、まだ来たばかりということだったので、先ほどまで二人で撮影していた場所を教え、我々は交尾ペアの探索を続行。すると、すぐにクララに白いものが目に入ったので寄ってみれば、何と交尾ペア。H氏がcactussさんを携帯で呼んで三人での撮影タイムとなった。
写真8▼ オオルリシジミ:♂(右)は既にかなり翅の傷んだ個体、♀(左)も翅があまりきれいではなかったが、交尾ペアを見つけることができた。
写真9▼ オオルリシジミ♀:交尾とくれば次は産卵。この娘は写真5、6と同一個体。
写真10▼ オオルリシジミ卵:クララの花穂に産み付けられた卵(円内はピクセル等倍)。
オオルリシジミポイントでの撮影を終えてから三人で別のポイントに向かった。そのポイントでの写真とここでの副産物は次回の記事にしたい。
H氏、cactussさん、お陰さまで当日は大変楽しい撮影タイムを過ごすことができました。ありがとうございました。
現地では早速♂が出迎えてくれた。空は見事なまでに晴れ渡っていたが、朝の気温は低めだったので、動きは緩慢だった。
写真1▼ オオルリシジミ♂:歓迎の瑠璃色。最初に写した1枚だ。
そのすぐ後に♀も見つけたが、翅がかなり傷んだ個体だったので、レンズは向けなかった。それ以降暫くの間、見かけたのは全て♂だった。
写真2▼ オオルリシジミ♂:後翅基部の水色が印象的だ。
写真3▼ オオルリシジミ♂:食草であるクララに留まってV字開翅。
そのうち、もう一人来られていたカメラマンの方とすれ違った際に挨拶をすると、「昨年ゴマシジミの場所で会いましたね。」と声をかけられた。kontyさんと一緒に来られていたH氏だった。
それからは二人で行動を共にして撮影した。
その頃になると気温も上がり、♂は探雌飛翔モードに入り、なかなか留まってくれなくなった。そうなると主役交代で産卵のためにクララに来る♀を探してレンズを向けた。
写真4▼ オオルリシジミ♀:水が張られた田んぼをバックに、クララに留まった♀が翅を広げた。
すぐ左の田んぼでは田植え作業が始まっていた。H氏は私より右の位置から撮影されていたので、その田植え作業が背景の写真を撮られたのではないだろうか。
写真5▼ オオルリシジミ♀:産卵の合間の小休止。
写真6▼ オオルリシジミ♀:翅表の瑠璃色は陽光を直接浴びない方が青味を増す。
写真7▼ オオルリシジミ:ハルジオンでの吸蜜。
交尾ペアを探して歩き出すと見慣れた後姿を発見。「蝶の玉手箱」のcactussさんも来られていた。H氏とcactussさんは親しい間柄だった。cactussさんは、まだ来たばかりということだったので、先ほどまで二人で撮影していた場所を教え、我々は交尾ペアの探索を続行。すると、すぐにクララに白いものが目に入ったので寄ってみれば、何と交尾ペア。H氏がcactussさんを携帯で呼んで三人での撮影タイムとなった。
写真8▼ オオルリシジミ:♂(右)は既にかなり翅の傷んだ個体、♀(左)も翅があまりきれいではなかったが、交尾ペアを見つけることができた。
写真9▼ オオルリシジミ♀:交尾とくれば次は産卵。この娘は写真5、6と同一個体。
写真10▼ オオルリシジミ卵:クララの花穂に産み付けられた卵(円内はピクセル等倍)。
オオルリシジミポイントでの撮影を終えてから三人で別のポイントに向かった。そのポイントでの写真とここでの副産物は次回の記事にしたい。
H氏、cactussさん、お陰さまで当日は大変楽しい撮影タイムを過ごすことができました。ありがとうございました。
by maximiechan
| 2013-05-26 06:38
| 蝶 butterflies
|
Comments(8)
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himeoo27 at 2013-05-26 07:22
写真4の付近の景観がわかる広角撮影の画像
写真10の卵の写真お見事です。
昨年、発生初期に一緒に訪問したことを思い出
しました。
写真10の卵の写真お見事です。
昨年、発生初期に一緒に訪問したことを思い出
しました。
4
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banyan10 at 2013-05-26 19:00
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hemlenk at 2013-05-26 20:39
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cactuss at 2013-05-26 22:48
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maximiechan at 2013-05-27 06:10
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maximiechan at 2013-05-27 06:11
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maximiechan at 2013-05-27 06:12
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maximiechan at 2013-05-27 06:15
cactuss 様
最近広角もよく使っています。
欲を言えばもっといい背景で撮りたかったのですが。
♀の産卵は結構枚数を撮りました。
卵はhimeooさんのコメントにも書きましたが、歩留まりは悪かったです。
最近広角もよく使っています。
欲を言えばもっといい背景で撮りたかったのですが。
♀の産卵は結構枚数を撮りました。
卵はhimeooさんのコメントにも書きましたが、歩留まりは悪かったです。