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自然・旅行・写真・音楽

西表島の海その2(2003)

2003年8月の西表島での価値ある写真ベスト2は、前回のハゼ科の一種(写真2)と下の写真のスフィンクスサラサハゼだ。
写真1▼ スフィンクスサラサハゼ
西表島の海その2(2003)_f0199866_753343.jpg

サラサハゼと似ているが、第1背鰭がサラサハゼでは三角形、スフィンクスサラサハゼでは長方形であることで区別がつく。この写真では鰭を目一杯広げているため、その特徴である第1背鰭が逆台形になっている。こんな立派な名前をもらっているのが頷けるような深い緑の気品ある体色も魅力だ。どこにでもいるサラサハゼと違い、日本の海で出会うことはかなり難しい。
写真2▼ アカネハゼ
西表島の海その2(2003)_f0199866_753720.jpg

沖縄の海で出会うクロイトハゼ属のハゼの中で最も普通種はアカハチハゼだろう。アカハチハゼは名前に「アカ」が入っているがその体色は白。このアカネハゼはずっと数が少ない。そして、名前の通りに茜色の体色をしている。

今回も可愛い魚を紹介しよう。
写真3▼ マンジュウイシモチ
西表島の海その2(2003)_f0199866_7532652.jpg

テンジクダイ科の魚で、饅頭のような丸い体型からマンジュウイシモチと名付けられたとか。英名のPajama cardinalfish(赤いパジャマ模様をした魚)の方がしっくりする。
写真4▼ クロダルマハゼ
西表島の海その2(2003)_f0199866_753364.jpg

トゲサンゴ属の枝間に生息している。

西表島の南西約15kmの洋上に仲ノ神島という日本有数の海鳥の繁殖地として知られている島がある。島の東側には巨大なビルが建ち並んでいるかのようなダイナミックな地形のダイビングスポットがあり、そこではイソマグロ、ツムブリなどの回遊魚との出会いが期待できる。
写真5▼ カスミアジ
西表島の海その2(2003)_f0199866_754269.jpg

仲ノ神島東の根で撮影したカスミアジ。穏やかなサンゴの海でも出会うことがある魚だが、こういうポイントで出会うカスミアジは巨大で顔つきも精悍だ。
写真6▼ カスリフサカサゴ
西表島の海その2(2003)_f0199866_7541099.jpg

このカスリフサカサゴはヘラジカの角を折り重ねたような珊瑚の間に身を隠して生活している。従って全身を見ることは難しいのだが、仲ノ神島では潮の流れの関係か珊瑚の隙間が大きく、このような写真が撮れた。

・・・まだ続くかな?
by maximiechan | 2013-12-14 07:55 | 水中 under water | Comments(4)
Commented by HOUNOKI at 2013-12-14 09:08 x
おはようございます。
八重山の水中写真、毎回拝見しています。
専門的なことは分かりませんが、
レベルの高い写真ですね。
海中の魚の世界も
その色彩や模様、形がさまざまあって楽しいですね。
眺めるだけですが。
Commented by himeoo27 at 2013-12-15 18:30
「写真3▼ マンジュウイシモチ」チャーミングな魚ですね!
八重山諸島は、空の鳥、陸の昆虫と並んで海中も魅力的
だと感じました。
Commented by maximiechan at 2013-12-21 07:21
HOUNOKI 様
まさに師走で忙しくコメント返信遅くなり申し訳ございませんでした。
当時はポジフィルムでした。退色しないうちデジタルデータとして保存しておきたいと思っています。
数年後にはまた水中写真もなんて思っています。
Commented by maximiechan at 2013-12-21 07:22
himeoo 様
その通りですね。
出来れば長期滞在して陸も海も堪能したいです。

by maximiechan