アオハダトンボ再び (6月上旬 埼玉県)
写真1&2▲ アオハダトンボ♂
変化する翅色に興味をもった。
土曜日、フクロウの森での撮影を終えてから向かったのは渓流の蜻蛉ポイント。
流れの際にはたくさんのアオハダトンボが元気よく飛び回っていた。そして、流れに張り出した草や転石に留まるとすぐに翅をパタパタと数回開閉するのだが、その時に見える翅の色が美しかった。
雄の翅は図鑑の説明によれば・・・♂の翅は多層膜干渉による構造色をもち、成熟すると全体が青藍色に輝く(日本のトンボ 文一総合出版)・・・ということだが、その翅色は緑色味の強い色から藍色まで変化に富む。今までの経験では、斜め後方から撮影した場合、緑色味が強まるように思うが、そう単純でもないのも面白い。
ということで、先ずは♂のそんな翅の色に視点を置いて写真を選んだ。
写真3▼ 角度の違い
翅の角度のちょっとした違いで色が出たり出なかったりする。
写真4▼ 常磐色
写真1はこの4枚の中の右上と同カット。色見本と見比べたら、常磐色というのに近いように感じた。
写真5▼ 孔雀色(ピーコックグリーン)
これもほぼ同じような角度から撮影しているが青味が強く、こちらは孔雀色。
次に交尾・産卵をねらった。
写真6▼ 交尾ペア
流れの中を歩いていたら、茂みの中に交尾ペアを見つけた。
写真7&8▼ 交尾に至る
ちょうどそんな時間だったのか、求愛や交尾をたくさん目撃した。
写真9▼ 産卵
写真7&8に写っている雌が交尾が解けるとすぐに産卵を始めた。
写真10▼ 警護する♂
産卵する雌を雄は近くで警護する。
by maximiechan
| 2014-06-05 22:34
| 蜻蛉 dragonflies
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Comments(4)
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tamayam2 at 2014-06-06 12:21
すばらしい画像ですね。昆虫の色とも思えない。見せていただき
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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arak_okano at 2014-06-06 22:24
いや、キラキラトンボや生態写真に、詳しい説明をありがとうございます、バグースです。
アラックは一生無理です。
アラックは一生無理です。
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maximiechan at 2014-06-08 21:25
tamayam 様
蜻蛉も面白いです。川に入って腰を屈めて撮影しているのを見た人は変人だと思うでしょうね。
蜻蛉も面白いです。川に入って腰を屈めて撮影しているのを見た人は変人だと思うでしょうね。
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maximiechan at 2014-06-08 21:27