西表島の海その2(2003)

2003年8月の西表島での価値ある写真ベスト2は、前回のハゼ科の一種(写真2)と下の写真のスフィンクスサラサハゼだ。
写真1▼ スフィンクスサラサハゼ
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サラサハゼと似ているが、第1背鰭がサラサハゼでは三角形、スフィンクスサラサハゼでは長方形であることで区別がつく。この写真では鰭を目一杯広げているため、その特徴である第1背鰭が逆台形になっている。こんな立派な名前をもらっているのが頷けるような深い緑の気品ある体色も魅力だ。どこにでもいるサラサハゼと違い、日本の海で出会うことはかなり難しい。
写真2▼ アカネハゼ
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沖縄の海で出会うクロイトハゼ属のハゼの中で最も普通種はアカハチハゼだろう。アカハチハゼは名前に「アカ」が入っているがその体色は白。このアカネハゼはずっと数が少ない。そして、名前の通りに茜色の体色をしている。

今回も可愛い魚を紹介しよう。
写真3▼ マンジュウイシモチ
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テンジクダイ科の魚で、饅頭のような丸い体型からマンジュウイシモチと名付けられたとか。英名のPajama cardinalfish(赤いパジャマ模様をした魚)の方がしっくりする。
写真4▼ クロダルマハゼ
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トゲサンゴ属の枝間に生息している。

西表島の南西約15kmの洋上に仲ノ神島という日本有数の海鳥の繁殖地として知られている島がある。島の東側には巨大なビルが建ち並んでいるかのようなダイナミックな地形のダイビングスポットがあり、そこではイソマグロ、ツムブリなどの回遊魚との出会いが期待できる。
写真5▼ カスミアジ
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仲ノ神島東の根で撮影したカスミアジ。穏やかなサンゴの海でも出会うことがある魚だが、こういうポイントで出会うカスミアジは巨大で顔つきも精悍だ。
写真6▼ カスリフサカサゴ
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このカスリフサカサゴはヘラジカの角を折り重ねたような珊瑚の間に身を隠して生活している。従って全身を見ることは難しいのだが、仲ノ神島では潮の流れの関係か珊瑚の隙間が大きく、このような写真が撮れた。

・・・まだ続くかな?
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by maximiechan | 2013-12-14 07:55 | 水中 under water | Comments(4)

西表島の海その1(1987&2003)

西表島の海に初めて潜ったのは同僚に初めて連れて行ってもらった1987年8月。その時はまだライセンスを持っていなかったので体験ダイビングだったが、その同僚に唆されて旅行前に購入したNikonos Ⅴで水中写真にも挑戦した。その年の冬から翌春にかけて、東京のダイビングスクールに通って学科講習とプール実習を受けた。そして春休みを利用して沖縄本島に渡って海洋実習を済ませ、オープンウォーターのライセンスを取得した。その後、海外に潜りに行くのに備えて、1996年には播磨伯穂氏よりダイブマスターの認定を受けた。

写真1▼ アカネハナゴイ
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もぐりのダイバーだった1987年8月に体験ダイビングで撮影した写真を使って作ったポストカード。当時は毎年一枚このようなポストカードを印刷業者に頼んで作ってもらっていた。

以前も書いたが、2003年を最後に水中写真の機材を全て手放してしまった。以下は、写真での撮影では最後となった2003年8月の西表島の海の記録。
※「アカネハナゴイ」、「2003年夏 西表の海」という2つの記事でも2003年に西表島の海で撮影した水中写真を紹介している。
写真2▼ ハゼ科の一種
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オレンジの縞模様が入った大きな鰭を持ち、写真では分からないがコミカルな動きをするハゼの仲間。矢野維幾さんが砂泥底のポイントで石の下から掻き出して見せてくれた。
矢野維幾さんは西表島にあるダイブサービスYANOのオーナーである。水中の生物に造詣が深く、そのフィールドは海水域だけに留まることなく汽水域や淡水にまで及ぶ。写真の腕も超一流で魚類を中心に生態写真を撮影している。主な著書に『西表島の海』(平凡社)、『決定版 日本のハゼ』(瀬能宏らとの共著 平凡社)などがあり、その他にも多くの図鑑や雑誌などに写真を提供している。
写真3▼ カクレクマノミ
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たまにはこんなポピュラーで可愛い魚にも登場願おう。この年の12月に公開されたディズニー&ピクサーの「ファインディング・ニモ」ですっかり人気の出たクマノミの仲間だ。知名度アップの代償として、観賞魚を扱う業者によって乱獲され、すっかり数を減らしてしまったというのを皆さんはご存じだろうか。
写真4▼ イチモンジコバンハゼ幼魚
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可愛さならこの魚も負けてはいないと思うがどうだろうか。しかしながら、この魚は成長するとただ単に真っ黒な体色となってしまう。
写真5▼ オビテンスモドキ幼魚
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波の動きに合わせて漂う海藻の切れ端かと思ったらオビテンスモドキの幼魚だった。この魚は成長に伴って色だけでなく姿も変えてしまう。
写真6▼ ニシキテグリ
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前々回の記事「ネズッポの仲間4種」でも登場したニシキテグリ。ユビエダハマサンゴに覆い被さるようにして観察していると奥の方にカラフルな魚がツツーッと動いているのが見える。そうニシキテグリだ。じっと待っていると時々サンゴの表面の方に上がってきて目が合う。今だと思ってシャッターを切るのだが時既に遅し。後姿となっているか消えてしまっているのだ。

・・・その2に続く。
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by maximiechan | 2013-12-08 20:08 | 水中 under water | Comments(0)

与那国島の海+α

八重山を訪れた際に与那国島にも何回か足を運んだ。
与那国島は日本最西端の島。黒潮が直接ぶつかる海はダイナミックだ。
ビデオを主体に撮影していたので水中写真はあまりないが・・・

写真1▼ ハンマーヘッドロック南の根
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大型回遊魚との遭遇が期待できるポイント。ボートからエントリーして流れに乗って潜降し、海底の岩にしがみついてイソマグロ、ハンマーヘッドシャークなどが回遊してくるのを待つ。エキジットは岩から離れたらそのまま流れに乗って浮上し、ボートに拾い上げてもらうというスタイル。潮の流れは半端ではない。

写真2▼ ニセモチノウオ属の一種
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1997年に発行された「日本の海水魚」(山と渓谷社)には、3枚の写真とともに『小笠原諸島父島と西表島のやや深いサンゴ礁域で撮影された稀種。同定のために標本の入手が望まれる。』と解説されている。ここの海では大物回遊魚だけでなく、日本の他の海ではなかなかお目にかかれない珍しい魚との出会いも期待できる。憧れのシコンハタタテハゼやバージェスバタフライフィッシュも観察されている。

写真3▼ スミレヤッコ
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これはやや深い岩礁域で見られる普通種だが、神経質でなかなか近寄らせてくれない。

写真4▼ コブシメ
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春先には浅いサンゴ礁で産卵シーンなどをよく目にするコブシメだが、これは10cmにも満たない幼い個体。砂地にあった海藻の仲間(?)に擬態しているのだろう。

写真5▼ オオイソバナの風景
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今もオオイソバナがこんな風に生い茂っているのだろうか?

写真6▼ 与那国馬
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与那国島に行ったら是非撮りたかったのがこの与那国馬。碧い海をバックに入れて。

写真7▼ 立神岩
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立神岩(たちがみいわ)は険しい断崖が続く島の南東部沖合いに突起する高さ30m程の岩礁。

写真8▼ YS-11
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JTA石垣⇔与那国便に使用されていたYS-11。撮影したのは1995年。1993年7月からJTA(日本トランスオーシャン航空)となったが、塗装はほとんどSWAL(南西航空)のままだ。石垣⇔与那国便は1999年にはボーイング737に変更された。因みにYS-11の旅客機は2006年9月を最後に日本の空から姿を消した。
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by maximiechan | 2013-11-24 09:48 | 水中 under water | Comments(2)

ネズッポの仲間4種

まだ暫く海ネタを続けます。

ネズッポの仲間には、食用としても利用されるネズミゴチのように砂底に生息する地味なものもいるが、浅いゴロタ石の隙間の砂溜まりやサンゴ礁に生息するものにはフォトジェニックなものが多い。

写真1▼ ヤマドリ
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個性的な顔(西伊豆大瀬崎)」で掲載済みであるが、これは♂が大きく背鰭を開いたところ。

写真2▼ ニシキテグリ
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水が淀んだ内湾などの珊瑚の間で見られるネズッポの仲間。日中は珊瑚の下などに隠れていてほとんど見つけることができないが、黄昏時になると活発に動き出すようになるので、ニシキテグリ狙いのときはその時間を待って潜ることが多かった。日本の先島諸島でも普通に見られるが、これはボルネオ島北東沖のマブール島で撮影したもの。

写真3▼ ピクチャードラゴネット幼魚
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ピクチャードラゴネットについては既に「マブール島の海」に掲載した。今回掲載するのはその幼魚だ。なんとも可愛いではないか。97年、リゾート前のハウスリーフに潜ったときに見つけて撮影したもの。

写真4~6▼ ミヤケテグリ(?)
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写真4は94年10月16日に西伊豆大瀬崎で撮影したもの。その前の休日10月10日に「BAGUS!」のarak_okanoさんが、岬の先端の水深4.5mで見かけたと教えてくれて、その日のうちに自分も確認できたのだが、その時は既にフィルムアウトで撮影できなかった。そこで10月16日に出直し、苦労の末に探し出して撮影した。ミヤケテグリは、それまで宮古島で何回も見たり撮影したりしていたが、伊豆半島で見られるとは思ってもいなかったし、他の人からの目撃談も聞いてはいなかった。現地のショップでも大瀬崎では初記録だろうということで話題となって、写真をショップの中に飾ってくれた。しかし、今回この記事を書くことにして写真と図鑑を見直したところ、ちょっと疑問も湧いてきた。もしかしたら、この子はセソコテグリかもしれない。
写真5はマブール島で撮影した極小の幼魚。セソコテグリの他にコウワンテグリもよく似ているので、この写真も少々疑問が残る。
写真6は前の記事のクロクマを撮影した後に見つけた個体。これはミヤケテグリで間違いないと思う。
写真4の個体は疑問が残るが、その撮影後、岬の先端では水深5m前後のゴロタ石の隙間の砂溜まりで10年位の間に何度かミヤケテグリを見つけて写真とビデオに収めた。動きが面白いのでビデオの被写体としても魅力的だ。
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by maximiechan | 2013-11-16 14:10 | 水中 under water | Comments(0)

個性的な顔Ⅲ(西伊豆大瀬崎)

更に過去の海ネタが続く。
ここに掲載した写真は水中カメラの銘機Nikonos RSを手放す少し前、2002年に撮影したもの。

写真1▼ クマドリカエルアンコウ
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カエルアンコウは、頭からはえた釣り竿のような突起物の先に付いた疑似餌を振って魚をおびき寄せて捕食するアングラーフィッシュ。腕のような胸鰭を使って這うように歩くことから以前は「イザリウオ」と呼ばれていたが、「イザリ」が差別用語ということで、2007年にカエルアンコウと呼び名が変わった。そのカエルアンコウの中でも見た目の可愛らしさで人気が高いのがクマドリカエルアンコウ。図鑑には9cmと記載されているが、大瀬崎で見たほとんどは2~3cmほどの幼い個体だった。それほど数は多くなく、その出現が確認されると多くのダイバーが押し寄せた。

写真2~3▼ クマドリカエルアンコウ
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こんな体色のものもいて「クロクマ」と呼ばれている。沖縄や海外も含めて私が見た「クロクマ」はこの1匹だけ。写真2は欠伸をしているところを捕らえたもの。写真3では半開きの口とピンボケながら疑似餌(エスカ)が見える。

写真4▼ ハナミノカサゴ
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八重山では巨大な憎々しい奴らをよく見かけたが、これは極小の幼魚。身体がほとんど透き通っている。恐らくほぼ等倍での撮影。

写真5▼ シマウミスズメ
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黒い水玉模様が入った黄色い風船のようなハコフグの赤ちゃんも可愛いが、このシマウミスズメの赤ちゃんもなかなかだ。

写真6▼ テングチョウチョウウオ
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大瀬崎では秋になると南方系の魚が見られるようになってくる。彼らの多くは冬を越すことが出来ず、死滅回遊魚などと呼ばれている。南方系の魚の代表であるチョウチョウウオの仲間達も秋頃からよく見られるようになる。このテングチョウチョウウオはボルネオ島沖のマブールではよく見かけた。大瀬崎でも極小の幼魚から成魚まで出会ったことがある。写真は3~4cmほどの若い個体。不思議なことに沖縄ではこのテングチョウチョウウオに一度も出会ったことがない。
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by maximiechan | 2013-11-04 07:48 | 水中 under water | Comments(2)

個性的な顔Ⅱ(西伊豆大瀬崎)

過去の海ネタが続く。

写真1▼ アライソコケギンポ
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湾内のゴロタを下りきった水深8mほどの砂底に一抱えサイズの穴だらけの岩があって、そこでアライソコケギンポがよく観察できた。

写真2&3▼ ニシキフウライウオ
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棘々した細身の不思議な魚。体色には様々なバリエーションがあった。雌雄のペアで見かけるときは、同じ色合い同士だった。稀少種。

写真4▼ ボロカサゴ
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稀少さではこちらの方が更に上だ。別の個体を既に掲載してあるが、それとは色違いで、生涯初の出会いの思い出深い子である。

写真5▼ キアンコウ幼魚
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これは同一個体を掲載済み。その写真は「銀河の使者」と題して水中写真のコンテストに応募したものだった。結果は没だったが。この写真は背景が全く違い、図鑑的。

写真6▼ マトウダイ
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やや深場で見ることが多いが、この時は水深7mほどで数頭が確認できた。いずれも若魚だった。食用としては前のキアンコウ(鮟鱇)が有名だが、この魚も市場に出回っている。

写真7▼ イバラタツ
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この子は3度目の登場。最初は「大瀬崎の海 その1」で顔のアップを紹介した。今回は斜め上からのアングルでどうぞ。

来年6月に入居が決まっているマンションの形がだんだん出来上がってきた。この週末もインテリアオプション説明会があったり、色々と忙しくしている。この3連休ではフィールドに出たいと思っているが・・・。
写真8▼ 工事が進むマンション
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by maximiechan | 2013-11-02 06:48 | 水中 under water | Comments(4)

個性的な顔(西伊豆大瀬崎)

西伊豆大瀬崎では1995年前後が写真では一番充実していたような気がする。1997年からはビデオが主な撮影手段となって、写真はあまり撮らなくなってしまった。
午前中、大瀬崎に通い出した90年から95年くらいまでの写真を見直していた。
どの被写体も陸上で目にしているものとはまるで違う個性をもっていて、海の中は本当にワンダーランドだなと改めて思った。

写真1▼ クルマダイ
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やや深海性の魚。冬場、稀に20~30mほどの水深に上がってくることがある。その大きな目はいかにも深海性の魚と思わせる。

写真2▼ ホオジロゴマウミヘビ
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砂地から顔だけを出しているウナギ目ウミヘビ科の魚。危険が迫るとすーっと砂の中に潜ってしまうので、ここまで近付いて撮影することは難しい。

写真3▼ ヤマドリ
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ネズッポ科の普通種。浅い岩礁域の砂底に生息する。既にブログで紹介済みのマイ・スターであるピクチャードラゴネットもネズッポ科の魚である。

写真4▼ ハチ
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カサゴの仲間で背鰭の棘に毒を持つ。湾内の砂底に潜っていた。長い胸鰭を広げて泳ぐ姿をビデオに収めたことがある。

写真5▼ ホタテエソ
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私が大瀬崎に通い出した頃から是非とも出会いたいと思っていた魚。30m以深の砂地に棲み、非常に神経質なので、写真を撮るのはとっても苦労した。

写真6▼ ヒメギンポ
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浅場の岩陰などで割と普通に見られる。深場に潜った後の安全停止のときなどによくレンズを向けた。
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by maximiechan | 2013-10-27 11:57 | 水中 under water | Comments(6)

西伊豆大瀬崎で出会った稀少なエビ達

今年6月には人生初のぎっくり腰を経験し、1週間ほど前にはぎっくり首になってしまった。20代の時にバイクでの交通事故でむち打ち症をやってしまったのが、ぎっくり首の引き金かなと思っている。その事故の後、30代半ばまでは首の激痛(ぎっくり首)によく悩まされていたが、久々にその痛さを味わった。
そんな訳で日曜日は天気はよかったが撮影行は控えた。そして、かつて西伊豆大瀬崎で撮影したポジフィルムを見直したりしていた。その中からかなり稀少なエビをフィルムスキャナーで取り込んでみた。

まずはカゴウニカクレエビ。これは、春一番が吹き荒れた翌日に潜ったときに見つけて撮影した写真。海は伸ばした手の先がやっと見えるくらいの味噌汁状態だった。水深10数mという浅さで今までに見たことのない大きなウニを見つけ、そのウニに寄生していたこのエビを発見した。後にこのエビも宿主であるオーストンフクロウニもダイバーの間ではよく知られるところとなったが、当時はほとんど知られていなかった。次に大瀬崎に訪れた際にこの写真を見せたところ、これは新種かもしれないと大騒ぎになった。オーストンフクロウニは深海性のウニで、冬場希に水深30mほどまで上がってくることがあるが、この時は春一番のいたずらだったのだろう。
写真1▼ カゴウニカクレエビ
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次はバルスイバラモエビという美しいことで人気の高いエビだ。しかし、伊豆では数が少なく、発見されても水深が30m以深と深いため、出会うのは大変である。私はこの写真の1個体しか見たことがない。これは水深40mほどにいたように覚えている。宿主は猛毒を持つスナイソギンチャク。
写真2▼ バルスイバラモエビ
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3種目はコールマンズシュリンプ。宿主はイイジマフクロウニという猛毒のウニ。このエビに出会ったのは2回だけ。これは1回目に出会った時の写真。恐らくまだ和名がつけられていないと思う。
写真3▼ コールマンズシュリンプ
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今回写真で紹介する最後のエビは、ある年の一時期だけ確認されたエビ。ただし、私はここ数年ダイビングから遠ざかっているので、その後出現しているかどうかは知らない。まだ詳しく研究されていないのだろう、図鑑には「ホンカクレエビ属の一種」としか記載されていない。
写真4▼ ホンカクレエビ属の一種
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その他に、大変に美しいウミウシカクレエビとの出会いもあった。ビデオでしか撮影していないので、写真では紹介できず残念だが、宿主のニシキウミウシとこのウミウシカクレエビとのコラボは夢のような美しさだった。
既に「大瀬崎の海 その3」で紹介したフリソデエビも思い出深いエビだ。
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by maximiechan | 2013-10-15 22:33 | 水中 under water | Comments(4)

13年前(?)奄美大島で

12日(土)には勤務校の授業参観とバザーがあって、今日7日(月)はその振替休だった。その休みを利用して新居の照明を選びに新橋にあるパナソニックのショールームと有明にある大塚家具のショールームに出かけた。その帰り新橋駅から東京駅まで歩いたのだが、わしたショップ銀座で買い物をして外に出ると空の雲が赤く染まっていた。カメラを持っていかなかったことが悔やまれた。東京駅に近づくとその赤さがますます濃くなっていた。そのときiPhoneでも写真が撮れることを思い出した。
写真1▼ 赤く染まった雲
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朝のうち、ふと大昔に撮った写真のことを思い出し、写真などをしまってある整理箱を開けてみると、全く未整理のポジフィルムが多数出てきた。そのうちの8本を引っ張り出して見てみると6本は恐らく13年ほど前に奄美大島の海で撮影したものだった。東京に出かけるまでと帰ってきてから、その中の何枚かをフィルムスキャナーでパソコンに取り込んでみた。

ホタテツノハゼは共生ハゼの仲間。警戒心が強いので近づくのが難しい。うまく寄れたとしてもその特徴である背ビレを閉じられていては写真としては面白くない。この写真は辛抱の末の成果である。
写真2▼ ホタテツノハゼ
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水中写真にのめり込んですぐに目標としたのが、日本産のチョウチョウウオ全てを撮影すること。そのことについては拙記事「蝶は蝶でも嘴長蝶蝶魚」に記載した。次の写真はその記事の中でも触れたベニオチョウチョウウオ。1500時間にも及ぶ我がダイビングの中で一度きりの出会いだ。
写真3▼ ベニオチョウチョウウオ
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海の魚の名前には○○タイ(ダイ)というものが多い。「この魚は何という名前ですか?」とよく訊かれるが、「○○ダイ」と答えると「鯛の仲間なんですか。」と返されることが多い。次の魚はスズキ目ハタ科のハナゴンベという美麗種だ。近い仲間達はナガハナダイ、キシマハナダイ、スジハナダイなどとハナダイという名前が付いているのに、これはゴンベ。そしてややこしいことにスズキ目にはゴンベ科という科があり、サラサゴンベ、クダゴンベ、メガネゴンベなどという魚のグループがそこに属している。
写真4▼ ハナゴンベ
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蝶や蜻蛉の新しい写真がないので、久々に水中写真を掲載した。
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by maximiechan | 2013-10-07 23:22 | 水中 under water | Comments(4)

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。新しい年が皆様にとって佳き年でありますように。

私は、先の「ドイツ旅行その1」でも触れたように、年末からドイツに滞在して音楽三昧の日々を送っています。詳しくは帰国後報告します。

今回掲載した写真は、「辰年」に因んでタツノオトシゴの仲間。まだ水中写真に夢中になっていた1990年代半ばに西伊豆の大瀬崎で撮影したもの。
1、2枚目は「ハナタツ(?)」。図鑑などによれば、「色や形は周囲の環境に似せて擬態している。」ということだが…?
※タツノオトシゴの仲間は分類が難しい。ダイバーが通常目にするのはハナタツらしい。
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3枚目は吻が長く棘のような突起があるのが特徴の「イバラタツ」。
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最後になりましたが、今年もよろしくお願いいたします。
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by maximiechan | 2012-01-01 00:00 | 水中 under water | Comments(32)