ウィーン

今日11月22日は「いい夫婦の日」。「いい夫婦」といってすぐに頭に浮かぶのは、18世紀オーストリア・ハプスブルク家の女帝アリア・テレジアとロートリンゲン公フランツ・シュテファンの夫婦だ。マリア・テレジアの父カール6世は男の子に恵まれなかったため、女でも長子が家領を相続することを、国内および諸国に認めさせていたが、現実は甘くなかった。父カール6世が死ぬと周辺諸国はその相続を認めず、プロイセンのフリードリッヒ大王らが領地を犯した。その後もマリア・テレジアは数々の苦難に直面するが、16人の子供を出産しながら夫フランツ・シュテファンの財務面でのバックアップの下、男勝りの行動力で、オーストリアを強国にすべく政治・軍事面に大活躍をした。この夫婦はフランツがウィーンに留学していたときにマリアが恋して結ばれた、当時の王族としては極めて稀な恋愛結婚だった。
実は先日、国立新美術館で行われている「Theハプスブルク展」を見てきた。一番楽しみにしていたのは、アンドレアス・メラー作のマリア・テレジア11歳の肖像画だ。思っていたより小さな作品だったが、袖口や胸元のレースの詳細な描写や服の艶やかな感じ、陰影のグラデーションなどが実に素晴らしく、若きマリア・テレジアの可憐で知性に満ちた表情を見事に捉えていた。順路に従って最後まで見た後、もう一度そこに戻ったほどだった。そして、いつになるかは分からないが、オーストリアでの再会を約束した。
さて、私のmaxmiechanだが、実はマリア・テレジアの時代から遡ること約250年前、ハプスブルク家の領土をブルゴーニュ、スペイン、ハンガリーへと拡めた「黄金に輝く王」マクシミリアン1世(Maximilian Ⅰ)にあやかろうと付けた名前なのだ。
私は長年クラシック音楽に親しんできた。その勉強をしているとヨーロッパの歴史を避けて通ることができず、その勉強の中からハプスブルク帝国に強く惹かれるようになった。そんな私が最も興味をもつ街がウィーンであるのは、全くもって自然なことであろう。ということで今日掲載するのは2006年12月末に訪れたウィーン。

マリア・テレジア・イエローに塗られたシェーンブルン宮殿。訪れたのは12月29日。毎年恒例のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートのBGV用のバレエの収録が行われていて、入場を少し待たされた。宮殿内に入るとそのバレリーナ達がまだ残っていてにこやかに手を振り返してくれた。こんな時期だったので花壇に花はなかった。うっすらと雪化粧した中にグロリエッテを望んだ写真はお気に入りだ。
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4月2日の記事で掲載したウィーン・フィルの本拠地ムジークフェラインザールを見学後、まだ時間があったので、地図を頼りにカールス教会から市立公園、そしてウィーンのシンボルであるシュテファン寺院を歩いて巡った。
カールス教会は前述のカール6世がペスト撲滅を祈願して建てたバロック建築の傑作。
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シュテファン寺院の主祭壇の写真はカメラを礼拝席の机に置いて撮影。シャッタースピード8秒の苦心の作。
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# by maximiechan | 2009-11-22 11:56 | 旅行 travel | Comments(4)

キトンボ交尾&連結飛翔(11月15日 埼玉県)

午後は「花蝶風月」のbuttfflowさんと群馬県内のクロツバメシジミのポイントで会う約束をしていたので、午前中限定でキトンボのポイントに出かけた。7時少し過ぎに自宅を出発。途中、富士山がくっきり見えて浮き浮き気分だったのだが、現地到着少し手前から急に雲(霧)が低くに垂れ込め、9時半に現地に到着してから暫くは、およそ蜻蛉が飛ぶような雰囲気ではなかった。その雲が完全に切れて太陽が照りつけるようになるまで1時間ほどかかっただろうか。その後は汗ばむほどの陽気になり、キトンボも姿を現してくれた。しかし、飛翔の撮影をしたいという私の願いに反し、彼らは岩に留まるばかりだった。それでもせっかく来たのだから、ほとんどはゴミ箱行きになるであろう岩に静止した写真を撮影。そうこうしているうちに、そこを出なくてはならない時間が近づいてきたので、機材を片付け始めたら、皮肉なことに交尾したペアが他のオスに追われるようにして飛んできて近くに留まった。交尾は初めて見たので慌てて機材を出してそこに駆け寄った。その後、連結飛翔しての産卵が始まったので、途中高速道路を使えばどうにかなるだろうと、予定していた時間を30分ほどオーバーして撮影を終了、約束の場所に向かった。

岩に留まる直前を偶然にも捉えた単独の飛翔写真。
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他のオスに追われるように飛んできた交尾ペア。最初は逆光でしか撮影できない位置に留まった。
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ポジションを少し替えようとしたら飛ばれてしまったが、岩の壁面に留まってくれた。交尾が解けてきた。
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時間が迫る中、とにかく撮りまくった連結飛翔。うっかりしていて絞り優先で撮影。その時の絞りの設定が6.3で、この写真ではシャッタースピードは1/80だった。被写体ブレしたものがほとんどだったが、これはいい感じに写っていた。下の方に小さな白い点が写っているが、産み落とされた卵か?
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最後の最後、シャッタースピード優先(1/250)にして撮影したもの。
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# by maximiechan | 2009-11-16 22:35 | 蜻蛉 dragonflies | Comments(6)

西表島の蝶(2008年8月その3)

ダイビングの休憩日以外にも宿の近くを朝夕、蝶の撮影目的で散策した。また、石垣島に渡る日も船の時間までレンタカーを借りて陸を楽しみ、蝶も撮影した。

宿の庭も侮るなかれ。カンムリワシが子育てをしていたこともあるし、セマルハコガメもよく歩いている。ヤマトシジミに混じってヒメシルビアシジミもよく見られる。(撮影8月12日)
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夕方の散歩で撮影したミカドアゲハ。この年の滞在中は本当にどこでもミカドアゲハを見ることができた。(撮影8月13日)
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上原方面からだと古見の集落に入る直前にある熱帯林育種技術園もお気に入りのポイント。やや暗がりの樹林沿いをゴイシシジミのような感じの小さな蝶が飛んでいたら、それはこのタイワンクロボシシジミだ。蚊に悩ませられながらの撮影になることが多い。(撮影8月17日)
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14日に訪れた、白浜に抜けるトンネルの手前は、美田良という地名だろうか。最終日再びそこに訪れ、タテハモドキと緑鱗の美しいヤエヤマカラスアゲハの開翅を撮影できた。(撮影8月17日)
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上の写真の部分拡大
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# by maximiechan | 2009-11-14 08:03 | 蝶 butterflies | Comments(6)