新機材でキトンボ飛翔に挑戦(埼玉県)

蜻蛉の飛翔を撮るための機材としてオリンパスのE-30とシグマのAPO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSMを購入した。今日は土曜日出勤分の代休。天気も良さそうだったので、その機材でキトンボの飛翔に挑戦した。
単独での飛翔より一箇所に留まる連結飛翔の方が撮影しやすいと思って期待していたが、それは一瞬目にしただけで別のオスに追い払われてしまった。新しい機材はそれなりの成果を上げてはくれたが、当然のことながらこれから修行が必要だ。
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勿論、マクロレンズの特性を生かしたアップも撮ってみた。
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ちょっと味わいのある苔生した岩の上に翅をピンと開いて留まったところを少し引いた位置から撮影。
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次の1枚はパナソニックのLUMIX DMC-G1+標準ズームレンズで思いっきり接近して撮影したもの。
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ところで連結はマユタテアカネで撮影できた。撮った写真を見たらメスの翅にうっすらとノシメ斑が入っていた。
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キトンボを撮っていた水溜まりにヤンマが飛んできた。キトンボとマユタテアカネが一斉に飛び立ち体当たりしてバサバサという音が聞こえた。その攻撃から逃れるように草の生い茂った水際に留まったのが確認できたので、慌てて駆け寄ると産卵をしていた。これも新機材での撮影。
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何ヤンマか判らなかったが、帰宅後調べてみたところ、カトリヤンマのようだ。
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# by maximiechan | 2009-11-09 22:00 | 蜻蛉 dragonflies | Comments(6)

大瀬崎の海 その3

最初の頃、大瀬崎は東名高速を使って行っていた。しかし、ほぼ毎週末のように通い出すようになると、高速代も馬鹿にならないので、早く出発してできるだけ一般道を使うようになった。その道を探すのも楽しみになった。それにしても往復で約350kmをよく通い続けたものだ。しかも深夜2時頃に出発し箱根を越えて6時頃到着、準備をして7時から1本目を潜り、休憩を取った後10時頃に2本目を潜り、慌てて片付けをして12時頃に帰路につくというハードスケジュールだった。帰りは熱海に抜けて、西湘バイパス、厚木から東京までは東名高速を使うことが多かった。帰りの箱根越えは禁物だった。それは箱根の標高が850m程あり、気圧が下がるので、高圧下で血液中に溜めてしまった窒素が気化して、身体に支障をきたす・・・いわゆる潜水病になる危険性が高いからだ。ダイビングは限られた空気の中だけでいう制約だけでなく、高圧による窒素の溶け込みという危険も孕んでいるのだ。また当時の写真はフィルムだったので1回のダイビングで36枚という限られた枚数しか撮影ができなかったのも辛かった。

これまでに紹介した写真は全てマクロだったが、時にはこんな写真も撮っていた。ネンブツダイというイシモチの仲間がヤギの仲間の周りに群れていた。きれいな形に群れた瞬間を切り取ることができた。
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この宇宙からの使者のような魚はアンコウ(キアンコウ?)の幼魚。水中写真のコンテストなどで入賞多数のベテランダイバーが見つけてくれた。寒い時期、ミズウオ、キアンコウやクルマダイなど深い海の生き物が見られることがあるが、そんな中でも貴重な写真だと思う。
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主被写体であるアミメハギ幼魚は別にどうでもいいのだが、背景に写っているエリンギダケの親分みたいなものはソフトコーラル(トゲトサカの仲間)である。かつて「岬の先端」の湾内寄りエントリーポイントの沖は色とりどりのソフトコーラルが生い茂っていて、その間をこれまた色とりどりの魚が泳ぎ回っていた。
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素敵なクリスマスプレゼント・・・フリソデエビ。「いのちの海」という写真集を小学館から出版した海島晴由氏は同じ埼玉県出身の水中写真の大先輩である。1994年の12月25日、海島さんから、素敵な被写体情報があるので一緒に潜らないかと誘いがかかった。「岬の先端」の水深11m付近のゴロタ石の隙間にその被写体は潜んでいた。海島さんがまずはレンズを向けたが、彼らは隙間の奥へ奥へと行ってしまい、うまく撮影できていないようだった。暫くして私に場所を譲ってくれたのだが、レンズを向けるとどうした訳か2匹が仲良く入り口の方に出てきてくれた。脇で見ていた海島さんが悔しそうに唸ったのが忘れられない。勿論、その後海島さんもちゃんと撮影した。
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オルトマンワラエビ。その1に載せたウミエラカニダマシもこのオルトマンワラエビもややこしい奴らで、異尾類・・・すなわちヤドカリが属するグループの生き物だ。カニでもエビでもないのだ。
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# by maximiechan | 2009-11-08 21:46 | 水中 under water | Comments(5)

大瀬崎の海 その2

大瀬崎は日本で最もダイバーの多い海だろう。東名高速の沼津ICから1時間ほどという近さもその理由の一つだろうが、なにより水質が良く、駿河湾に面し生物相が豊かなことが、多くのダイバーを惹き付けている。ボートのポイントもあるが、手軽に潜れ、それぞれに環境の違う「湾内」「岬の先端」「外海」のビーチポイントがある。「湾内」は民宿やダイビングショップが建ち並ぶ浜の前にある砂地のポイントで、台風が直撃しない限りは潜れるというほどの安定したポイントのため、体験ダイビングや講習にも使われている。しかし、侮るなかれ、珍しいハゼの仲間などが観察されていて、アジやタカベなどの巨大な群れに囲まれることもあるし、それを狙う大型の回遊魚が入ってくることもある。「岬の先端」は大瀬神社の境内にあって有料で、潜れるのは土日祝日限定だが、外洋に面し急深な海のため南方からの魚や深海性の生物との出会いも多い。ジンベイザメが目撃されたこともある。「外海」はかなり広いエリアで、細かく「柵下」「門下」「玉崎」などに分かれていて、ゴロタと砂地の海だ。ここは北西の風の影響を受けやすいが、やはり外洋に面していて急深なため生物相が豊かだ。5月の連休頃、水温が18℃ほどになると毎年マンボウが現れ、それ目当てのダイバーが殺到する。大瀬崎には水中カメラマンも多く訪れ、被写体の情報が得られやすいのも魅力だ。

クダゴンベはダイビングを始めてすぐの頃から憧れの魚だった。南方系の魚のため、初めて見たのは沖縄の宮古島だ。その後マレーシアやインドネシアでも見たが、大瀬崎でもかなりの数を観察した。大瀬崎で初めて観察した個体は水深36m付近にいたので、撮影のために許された時間は僅かだった。この個体は20m程のところにいたのでのんびり撮影できた。
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ハクセンアカホシカクレエビというエビの仲間。宿主のスナイソギンチャクは猛毒を持っている。幸いにして私はまだその毒に触れたことはないが、海の中には大なり小なり毒を持ったものが沢山いて、軽い痛みは結構味わっている。
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毒と言えばこのヒョウモンダコ。この派手な青いリング模様は毒の危険信号。でも、いつもこのような色ではないのが困ったもの。周りの岩に同化してしまって何処にいるのかわからないこともある。しかし、ご安心あれ、噛まれなければ大丈夫。こんな小さなタコに噛まれるような間抜けな人はいないでしょう・・・と思ったら、ヒョウモンダコに噛まれ救急搬送され、途中で息絶えた人がいるとwebで見つけた。
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なにやら不思議なものが写っているが、ツリフネキヌヅツミガイという巻き貝の仲間だ。タカラガイやウミウサギガイの仲間は外套膜で貝殻を包み込んでいる。水玉模様は外套膜の模様だ。ヤギの仲間を捕食中。
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イソギンチャクモエビ。どちらかというと南方系のエビ。秋頃によくイソギンチャクの仲間などに着いているのを見かける。この写真のバックは恐らくサンゴの仲間。イソギンチャクモエビも可愛く、サンゴの蛍光色の緑が幻想的な雰囲気を創り出していて好きな写真だ。
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# by maximiechan | 2009-11-04 20:39 | 水中 under water | Comments(6)