石垣島の蝶Ⅴ(タテハチョウ科その3)

キミスジ
予備知識がなかったため、最初に見つけたときはやや毒々しい色から蛾ではないかと思った。しかしよく見ると触覚が蝶のようなのでもしや日本初記録の蝶か?・・・なんて思ったりもした。その写真をKさんに見せたところ09年の石垣島を賑わせた迷蝶の一つと教えてくださった。その蝶が冬になってもまだ生き残っていて私のカメラに収まってくれたのである。帰宅後『日本産蝶類標準図鑑』を見たらp.327にしっかりと出ていた。
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オオゴマダラ
どこからともなくふわふわと飛んできて人の鼻先を掠め、そのまま樹林の中に消え去ってしまう。運よく花に留まっているのを見つけたときは、多少ドタバタと寄っていっても平気で、じっくり撮影させてもらえる。
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カバマダラ
この蝶には洗練された美しさを感じる。美しいものには毒が有るとはよく言ったもので、図鑑に「体に鳥のいやがる毒素を蓄え、擬態のモデルとなる」と解説されている。
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スジグロカバマダラ
17~8年前、初めて竹富島に渡ったとき、島全体が蝶の楽園だった。特に仲筋からコンドイ浜へ抜ける道沿い、コンドイ浜からカイジ浜への道沿いはこのスジグロカバマダラやリュウキュウアサギマダラの乱舞が見られ、それにナミエシロチョウやイシガケチョウ、オオゴマダラ、シロオビアゲハなどがアクセントをつけていた。遠い昔の話である。
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ルリタテハ
そろそろ陽も傾き始めた頃、それと気づかずに歩いていて飛ばれてしまった蝶がいた。青紫に輝く翅が見えたので、もしや○○ムラサキかと胸が高鳴り、見逃すまいと必死に目で追っていたら、途中でUターンして近くの葉に留まった。慎重に近づいて覗き込むと翅の傷んだルリタテハだった。
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アカタテハ
何処にでもいる蝶なんだけど、撮影に関しては結構手を焼いている。また満足のいく写真は撮れなかった。
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リュウキュウヒメジャノメ
今は取り敢えずどんな蝶でも撮ろうという欲があるのでレンズを向けているが、ちょっとテンションは下がる。
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○○コノマチョウ
蜻蛉を探して田んぼの縁を歩いているときに何かが横切った。行き先を見極めて近寄ったらこの蝶だった。果たしてウスイロなのかクロなのか?
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# by maximiechan | 2010-01-17 07:49 | 蝶 butterflies | Comments(4)

石垣島の蝶Ⅳ(タテハチョウ科その2)

リュウキュウアサギマダラ
この蝶は陽光がなくても飛んでいることがある。川平の民宿に泊まっていたので、雨でなければ川平地区を朝夕カメラ片手に散歩したが、1、2枚目はそんなときに撮影したもの。3枚目は平久保まで車を走らせ、キールンフジバカマが群れ咲く蝶の楽園で撮ったものだが、逆光気味だったのがよかったのかお気に入りの色が出た。陽射しをまともに受けると浅黄色が飛んでしまう。
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アサギマダラ
ボロボロの翅が長い旅の苦労を物語っている個体をよく見かける。しかし、この個体の翅はほとんど傷んでいなかった。
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ツマムラサキマダラ
飛んでいるときには見える青紫の光沢を花に留まると出し惜しんでいるのか翅を閉じて見せてもらえず、悔しい思いばかりしていた。ところが、他の蝶を追っているときに翅をひろげたまま花から花へと蜜を求めて歩き回って(?)いる個体を見つけた。撮った写真を後で見直すと、翅はボロだったが求めていた色は捉えられていたので嬉しかった。
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マルバネルリマダラ
曇の予報が出ていたが少し青空が覗いたので、この蝶を求めて平久保まで車を走らせた。現地は見事な快晴だった。リュウキュウアサギマダラがびっくりするくらい群れ飛び、他の蝶も沢山飛んでいたが、本命は見あたらなかった。途中から来た現地の採集者Kさんの話では、もっと気温が上がれば出てくるが、高くを飛ぶだけで花に降りてくることは期待できないということだった。そのうち、青紫に輝く翅が飛び出したが、それは前種のツマムラサキマダラだった。さらに陽が高くなると、Kさんが本命が飛び始めたことを教えてくれた。高くを飛んでいるのを見るだけでは前種との違いはほとんどわからなかったが、Kさんの話だと、少し大きく前種ほど青紫がはっきりしないそうだ。時々、低く降りてきて花に留まる蝶にドキッとしたが、それは皆前種だった。この写真は一緒に来ていたKさんの奥様が捕らえたものを撮らせてもらった。
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コモンマダラ
「珍しい蝶を捕った。」と、その奥様が興奮して駆け寄ってきた。コモンマダラのようだ。
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# by maximiechan | 2010-01-16 09:33 | 蝶 butterflies | Comments(2)

石垣島の蝶Ⅲ(タテハチョウ科その1)

タテハモドキ
翅が傷んではいるのは残念だが、翅の外縁部の凸凹が強いタテハモドキの秋型を撮ることができた。
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アオタテハモドキ
かなり前に手に入れた図鑑の生態写真の下に「憧れの青いメスに初めて出会うことができた」とコメントしてあり、自分にとっても憧れになっていた。今回は数個体そんな青いメスを撮影できた。前翅にも青い部分があることをこの写真を見て気が付いた(1枚目)。
2、3枚目は青みの少ないメスに交尾を迫っているオスを撮影したもの。
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イシガケチョウ
10年くらい前だったか、春訪れたときにダム湖を周遊する道路の脇道でこの蝶が多数群れて吸水しているのを見たことがある。今回は川平湾近くの道路沿いでそれに次ぐくらいたくさんのイシガケチョウがアワユキセンダングサで吸蜜している場面に遭遇した。勿論、その中に分け入って夢中になって撮影していたのだが、その後私がどんな苦労をしたかは賢明な皆様だったらすぐに分かりますよね。顔の表情が面白かったのでほぼピクセル等倍に拡大してトリミングしてみた(2枚目)。
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ヤエヤマイチモンジ
08年夏、於茂登岳の登山口付近で、熟れて落ちた果実に数頭のヤエヤマイチモンジがたかっているのを見たことがある。この個体はキールンフジバカマが両脇に群れ咲く道でリュウキュウアサギマダラに混じって吸水していた。
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リュウキュウミスジ
図鑑には「裏面白斑の周囲が強く黒色に縁取られているので一見してコミスジと区別される」とあるが、そんなことより分布域が違うんだからと安易にリュウキュウミスジと決めつけている。
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# by maximiechan | 2010-01-12 16:39 | 蝶 butterflies | Comments(6)