神奈川県のギフチョウ生息地に出かけた。
黄色味が強いように感じた別の個体
その場所から登山道に戻って暫く進むと小高いピークがある。以前は巻道を通って更に先のポイントに行っていたが、昨年初めてそのピークに登って、多数のギフチョウが追いかけっこをしたり、フデリンドウの花に留まるシーンなどを夢中になって撮影した。そして今回は満開のミツバツツジにやってくるギフチョウを堪能することができた。そこで出会った方の話では例年はミツバツツジの開花とギフチョウのタイミングが合わないそうだ。
小高いピークでのギフチョウ
山中で撮影したその他の蝶
最後は里のポイントの様子見をした。マメザクラの開花自体まだ数日先かなと予想していたが、まさかの満開状態だった。 確かに生息地に向かう道中の桜(ソメイヨシノ)も殆ど満開だったし、帰りに見た八王子市内の道の脇に植えられているカイドウも満開だった。ところで、ギフチョウのマメザクラ吸蜜は、例年は橋を渡ってその周りで撮影することができた。しかし、今年は橋を渡った所にロープが張られていて立ち入りが禁止されていた。マメザクラに訪花するギフチョウの撮影は川を挟んで道路から望遠レンズで狙うしかないようだ。ミツバツツジはまだあまり咲いていなかった。トイレ脇の八重咲きの枝垂れ桜も咲き始め。
その里のポイントで驚くべき出会いがあった。橋の脇にある既に散り始めているチョウジザクラでカラスアゲハが吸蜜をしていた。3月のカラスアゲハとは!
カラスアゲハ
道路脇ではスギタニルリシジミとルリシジミがテングチョウなどに混じってミネラル補給をしていた。
朝早くから山に入り、飛び出してくるのを待つ。今までの経験ではテングチョウやミヤマセセリが飛び出すと、間も無くギフチョウもどこからともなくふわふわと姿を現す。シーズン最初にその白いふわふわが目に入った時は感動的だ。一人だけなら「やったー!」とガッツポーズ、仲間がいれば「来たー!」と声をかける。
今シーズン最初の出会いのギフチョウ
右前翅の先端が少し傷ついている個体だった。朝一の出現時は吸蜜と日光浴を繰り返してくれるので割と撮影しやすい。暫く佳いモデルを勤めてくれた。
少し遅れて登場した2匹目
こちらはすぐに何処かに飛び去ってしまった。
その場所にはモミジイチゴが咲く。再度その場所に行った時には1回だけだったが、モミジイチゴに訪花したギフチョウがいて、運よく撮影をすることができた。
モミジイチゴで吸蜜するギフチョウ
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by maximiechan
| 2021-03-25 08:40
| 蝶 butterflies
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