幸い雨も上がり… もう発生していた埼玉県入間郡のアカシジミ

早朝我が家周辺は勢いよく雨が降っていたが、8時頃にはその雨も上がった。しかし、空には雲が広がっていたし、風も強かったので、蝶の撮影は諦めていた。ところが、11時頃ちょっとした用ができ、運動も兼ねて近くのコンビニに出掛けると、西の方の空は雲の切れ間から青空も覗いていた。そこで、昨年さいたま市でミドリシジミの撮影をしていた時にご一緒した方から、アカシジミのポイントとして教わった、入間郡の雑木林にロケハンに行ってみることにした。
その雑木林に着き、道が少し広くなっている所に車を停め、何も持たずに歩きだして100mも行かないうちに、下草に赤いものを見つけた。そろそろ発生している頃だろうという期待はあったが、こんな時間に下草にいるとは驚きだった。慌ててカメラを取りに車に戻った。空の暗さと風のため、撮影は思うようにいかなかった。しかし、1頭いるということは他にも見つかるかもしれないし、もっと良い場所にいてくれれば撮影もどうにかなるだろうと、辺りを丹念に探し回った。その結果、5頭のアカシジミを確認でき、風の陰になっている所での撮影もできた。

今日見つけた2頭目の個体。自分の身長より少し高い所にいた。
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そして、もう引き上げようと車を走らせたのだが、民家の建ち並ぶ舗装道路沿いに出たところで、コアジサイのような白い花に赤いものが止まっているのが眼についた。まさかとは思ったが、車から降りてそこに行ってみると、なんとアカシジミが吸蜜していたのだ。そして、そのすぐ下にも別のアカシジミがいた。吸蜜していた個体は、既に翅が傷んでいた。その周りを少し歩いてみたが、もう2頭確認できた。そして、風に苦労し、通行人に不思議がられながら、再びの撮影タイムとなった。

道の反対側には民家が立ち並び、休日を楽しむ親子の声が響いていた。
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飛ばれてしまったが、ハルジオンなどが生えている空地に降りた。
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# by maximiechan | 2009-05-17 22:06 | 蝶 butterflies | Comments(10)

マブール島の海

1996年から3年連続で、ボルネオ島の北東海上にある小さな島、マブール島を訪れた。チョウチョウウオに関しては前述のごとく、日本産でありながら、日本で見ることはほとんど不可能なハシナガチョウチョウウオやテンツキチョウチョウウオなどとの出会いがあった。勿論それにも興奮したが、私の20年以上の水中写真経験の中で最もアドレナリンが出まくったのは、ピクチャードラゴネットが眼の前に現れたときだった。その魚は、日本でも先島諸島などの内湾で見られるニシキテグリに似ているが、なんとも素敵な水玉模様をもった魚で、海外の図鑑を見て、こんな魚がいるんだ、実際に見て写真に収めたいなとずっと憧れていたマイ・スターだったのだ。

ということでマブール島の海最初の1枚はピクチャードラゴネット。
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ニチリンダテハゼは大きな背びれが特徴の、日本では出会うことの難しいハゼの仲間。
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中村征夫さんの写真集に出ていて、地球外の生命体かと思ってしまったエビ。イソギンチャクモドキカクレエビという長ったらしい名前があり、沖縄の海でも観察できる。
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ホヤの仲間。この写真は、アートだなと自己満足している。
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バーチ-クダムゼル。その名の通り、頬に線の模様が入ったスズメダイ。勿論日本にはいない。
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カニハゼ。こちらは日本名が付いているので、日本にいるのかと思ってしまうが、恐らく日本ではまだ見つかっていない。
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イソコンペイトウガニ。宿主のソフトコーラルに見事に擬態している。実は激流の中で撮影した1枚だ。ソフトコーラルも私もぶるぶる状態の中でよくもドンピシャな写真が撮れたものだと今でも不思議に思っている。
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マブール島リゾートの日の出前。こういう色の空の写真を見ると皆、きれいな夕焼けですねと言う。まあ、言わせておこう。早起きは三文の得。
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ところで、私の通っていた3年の間にも海の傷みは明らかだった。現地の漁師によるダイナマイト漁やダイバーの増加に伴うリゾート開発などで、年々サンゴは傷み、水の汚れも目立ってきていた。その海域の素晴らしい生き物たちを写真で紹介してくれた日本人の名ガイド、ヨシさんも数年後にその海を離れてしまった。
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# by maximiechan | 2009-05-13 22:55 | 水中 under water | Comments(4)

シルビアの夢破れミヤマが微笑む

本日は、そろそろ発生しているであろうシルビアシジミを撮影しようと、栃木県に遠征した。ETC乗り遅れの私は一般道で行ったのだが、4号バイパスは高速道路並みの快適さで、目的地には、まだ朝露が乾かないうちに到着してしまった。スニーカーをびしょびしょに濡らしながら、ミヤコグサの生える草地をシルビアを探して歩き回ったが、飛び出すのはモンキチョウ、ベニシジミ、ヒメウラナミジャノメのみ。そのうち、網を持った人がやってきて、その草地を網を振りながら歩き出した。暫くして、カメラマン3人が来たので、挨拶と網振りには困ったものだという言葉を交わした。2時間ほどそこにいたが、結局、シルビアは見つからなかった。近くでゴルフの練習をしていた人の話では、あの網を持った人は何日も前から来ていて、埼玉県内の大学で昆虫の研究をしていると言っていたとのこと。全くもって疑わしい。カメラマン3人は栃木県内の蝶の愛好家で、この貴重な生息地ももう駄目かもしれないと嘆いていた。そして、遠路遙々やってきた私に、近くのポイントを案内してくれた。そのうちの一つのポイントでは、嬉しいことにミヤマシジミが発生していて、真新しい綺麗な個体、交尾を写真に収めることができた。SSさん他、今日お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。また、是非ご一緒させてください。

今年最初の嬉しい出会い
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この時期ならではのハルジオンの花での吸蜜。LUMIX G1 45-200+Kenko AC CLOSE-UP No.2 とRICOH GX100 ワイドマクロの比較
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交尾を逆光で捉えた。
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RICOH GX100のワイドマクロで、環境も入れて順光撮影。
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# by maximiechan | 2009-05-10 20:07 | 蝶 butterflies | Comments(12)