ヒメシジミ属3種+クロツ(7月下旬 群馬県&長野県)
ヒメシジミ属3種の新鮮個体を一度の蝶行で撮影できた。
ヒメシジミはウスイロオナガシジミねらいで行った群馬県の山での撮影。例年より発生が遅かったようで、7月の下旬ながら新鮮個体も見られた。
アサマシジミは浅間山系のとある山の登山口付近で撮影した。いわゆる中部地方低山地産・本家本元のアサマシジミなのだろうが、2000m近い標高地のものだ。そのため、この時期ながらまだ発生初期のようで新鮮な♂は数頭確認できたが、♀は見当たらなかった。
翅を開きだして翅表の青が見えてきた時は感動した。
その後は全開の大サービス。
翅表の青が見えて感動したというのには訳があり、実はアサマシジミに関してはまだまだ初心者で、その青を見るのは初めてだった。アサマシジミの初見が果たせたのは昨年の同所。その時は翅表の撮影は叶わなかった。そして、リベンジで訪れた次週にはちょっとしたトラブルもあって、課題は今年に持ち越しになっていた。今年に入ってからは群馬県の産地を教わり6月に何度かポイントを巡ったが、残念ながら出会いに恵まれなかった。
ミヤマシジミは長野県を流れる河川の堤防での撮影。訪れた日は日本中が猛暑に襲われた日で、時間は正午前後、当然陽射しを遮るようなものもなく、猛烈な陽射しとの闘いでもあった。因みに当日の同地の気象データを見ると、正午の気温は33.4℃となっていた。
♂は所々にまとまって生えるコマツナギを元気に巡回していた。
♀は吸蜜するものや葉などに留まって静止している個体もあった。
♂の撮影チャンスをねらって堤防の上を歩き回っているときに、運良く交尾ペアを発見した。
どうにか♂の新鮮個体も押さえられた。
その堤防にはツメレンゲが生えているので、時期が合えばクロツバメシジミも撮影できると「蝶の玉手箱」のcactussさんに教わっていた。勿論、そのことはずっと頭にはあった。しかし、どちらかというとミヤマシジミねらいの気持ちの方が強かったし、あまりの暑さから早く逃れたかったので、一通りミヤマシジミの撮影ができたのを機に車に戻ることにした。そして、車にかなり近づいたところで、ミヤマシジミより小さな蝶がコマツナギの周りを飛び回っているのがふと目に入った。ちょっと立ち止まって様子を見ていると、その蝶がコマツナギに留まってくれた。
それはクロツバメシジミだった。しかも新鮮な♀個体。暑さもこの美しさには勝てなかった。撮影タイム再開。
暫くその姿を追っていると、突然絡んできた♂がいた。
交尾には至らなかったが、求愛を観察できた。近くにツメレンゲが生えているのも確認できた。
ここのクロツバメシジミは、普段見慣れている群馬県&埼玉県産のものより小さく、繊細な感じがした。
ヒメシジミはウスイロオナガシジミねらいで行った群馬県の山での撮影。例年より発生が遅かったようで、7月の下旬ながら新鮮個体も見られた。
アサマシジミは浅間山系のとある山の登山口付近で撮影した。いわゆる中部地方低山地産・本家本元のアサマシジミなのだろうが、2000m近い標高地のものだ。そのため、この時期ながらまだ発生初期のようで新鮮な♂は数頭確認できたが、♀は見当たらなかった。
翅を開きだして翅表の青が見えてきた時は感動した。
その後は全開の大サービス。
翅表の青が見えて感動したというのには訳があり、実はアサマシジミに関してはまだまだ初心者で、その青を見るのは初めてだった。アサマシジミの初見が果たせたのは昨年の同所。その時は翅表の撮影は叶わなかった。そして、リベンジで訪れた次週にはちょっとしたトラブルもあって、課題は今年に持ち越しになっていた。今年に入ってからは群馬県の産地を教わり6月に何度かポイントを巡ったが、残念ながら出会いに恵まれなかった。
ミヤマシジミは長野県を流れる河川の堤防での撮影。訪れた日は日本中が猛暑に襲われた日で、時間は正午前後、当然陽射しを遮るようなものもなく、猛烈な陽射しとの闘いでもあった。因みに当日の同地の気象データを見ると、正午の気温は33.4℃となっていた。
♂は所々にまとまって生えるコマツナギを元気に巡回していた。
♀は吸蜜するものや葉などに留まって静止している個体もあった。
♂の撮影チャンスをねらって堤防の上を歩き回っているときに、運良く交尾ペアを発見した。
どうにか♂の新鮮個体も押さえられた。
その堤防にはツメレンゲが生えているので、時期が合えばクロツバメシジミも撮影できると「蝶の玉手箱」のcactussさんに教わっていた。勿論、そのことはずっと頭にはあった。しかし、どちらかというとミヤマシジミねらいの気持ちの方が強かったし、あまりの暑さから早く逃れたかったので、一通りミヤマシジミの撮影ができたのを機に車に戻ることにした。そして、車にかなり近づいたところで、ミヤマシジミより小さな蝶がコマツナギの周りを飛び回っているのがふと目に入った。ちょっと立ち止まって様子を見ていると、その蝶がコマツナギに留まってくれた。
それはクロツバメシジミだった。しかも新鮮な♀個体。暑さもこの美しさには勝てなかった。撮影タイム再開。
暫くその姿を追っていると、突然絡んできた♂がいた。
交尾には至らなかったが、求愛を観察できた。近くにツメレンゲが生えているのも確認できた。
ここのクロツバメシジミは、普段見慣れている群馬県&埼玉県産のものより小さく、繊細な感じがした。
by maximiechan
| 2012-08-01 17:57
| 蝶 butterflies
|
Comments(6)
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midori
at 2012-08-01 18:50
x
違う食草での吸蜜シーン興味深いですね。
ツメレンゲに止まるミヤマシジミも見てみかったですね(^.^)!どれもきれいな個体で美しいです。
ツメレンゲに止まるミヤマシジミも見てみかったですね(^.^)!どれもきれいな個体で美しいです。
3
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cactuss at 2012-08-01 22:17
ブルー3種を一度の撮影行で撮影できて、すばらしいですね。
標高2000m付近のアサマシジミには興味がありましたが、ヤリガタケシジミなどとは違い、普通のタイプですね。
コマツナギで吸蜜するクロツバメシジミもきれいですね。
標高2000m付近のアサマシジミには興味がありましたが、ヤリガタケシジミなどとは違い、普通のタイプですね。
コマツナギで吸蜜するクロツバメシジミもきれいですね。
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konty33 at 2012-08-01 22:59
どれもとても新鮮で素晴らしい写真ですね。
ミヤマシジミ交尾はマイブログのヘッドに載せいていますが、最近見ていなので羨ましく感じました。
クロツも交尾が見られるかと期待したのですが、残念でしたね。
コマツナギとクロツのコラボはこの場所ならではの風景でしょうか。
ミヤマシジミ交尾はマイブログのヘッドに載せいていますが、最近見ていなので羨ましく感じました。
クロツも交尾が見られるかと期待したのですが、残念でしたね。
コマツナギとクロツのコラボはこの場所ならではの風景でしょうか。
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maximiechan at 2012-08-02 17:38
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maximiechan at 2012-08-02 17:41
cactuss 様
やっとアサマシジミの翅表を拝むことができました。
群馬の探索の際はたいへんお世話になり、ありがとうございました。
それについては来年リベンジしたいです。
次は近々同所で♀を確認したいと思っています。
色彩に乏しいクロツバメシジミですが、コマツナギが背景に入ることで華やぎますね。
やっとアサマシジミの翅表を拝むことができました。
群馬の探索の際はたいへんお世話になり、ありがとうございました。
それについては来年リベンジしたいです。
次は近々同所で♀を確認したいと思っています。
色彩に乏しいクロツバメシジミですが、コマツナギが背景に入ることで華やぎますね。
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maximiechan at 2012-08-02 17:45
konty 様
一度と言っても2日間での達成ですが、ヒメシジミ属3種の新鮮個体を写真に収められたことは価値あることかななんて思ってしまいました。
私はミヤマシジミ初見の日に交尾を撮影しました。この蝶と相性がいいのかもしれません。
一度と言っても2日間での達成ですが、ヒメシジミ属3種の新鮮個体を写真に収められたことは価値あることかななんて思ってしまいました。
私はミヤマシジミ初見の日に交尾を撮影しました。この蝶と相性がいいのかもしれません。