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ミドリシジミ三度目(6月上旬 埼玉県)

私が訪れているミドリシジミのポイントは、ここ3年発生数が非常に少なかった。それは、ハンノキの生い茂る場所が発生時期に水浸しになったのが原因と思われる。私がそのポイントを訪れるようになってたくさんのミドリシジミと出会った4~6年前は、6月の上旬から発生が始まり、最盛期は6月の中旬だった。今年は5月の下旬に発生が確認されたので、そろそろ好い時期ではと思い、一昨日またそのポイントに出かけてみた。今年は過去3年とは逆に雨が少なかった影響で、湿地が干上がってしまっている場所もあり、それはそれでまた心配である。発生状況は、やはり過去3年の不作の影響が大きいようで、残念ながら相当少ない感じだ。ただ、今回は♀に混じって♂の新鮮個体も見つかったので、まだこれからだらだらと発生するのかもしれない。そんな中、ある一カ所だけハンノキの樹冠を多数のミドリシジミが飛び回っているところがあった。かつてはどこでもそんな状態だったのが懐かしい。来年すぐにと望むのは無理だろうが、10数年後でもいいので、またかつてのようになってほしいと願っている。
写真1▼ ミドリシジミ♀:下草に留まっているのを見つけて見守っていたが、いきなり飛ばれてしまった。飛んだ瞬間に♀とわかった。今年初めて確認できた♀だ。その後、やや高い葉の上に留まって翅を開きだした。葉の間から覗くその翅はB型だった。
ミドリシジミ三度目(6月上旬 埼玉県)_f0199866_19354267.jpg

写真2&3▼ ミドリシジミ♀:前述の「ある一カ所」で他の方が下草に降りた個体にレンズを向けていた。覗き込むとB型らしいが斑紋がはっきりしない♀だった(写真2)。しかし、その後撮影したカットでは水色が薄めではあったが出ていてB型であることがはっきりした(写真3)。
ミドリシジミ三度目(6月上旬 埼玉県)_f0199866_1936137.jpg

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写真4▼ ミドリシジミ♀:写真2を撮影後、その娘が飛んだ先で翅を開きかけたときに撮影したこの写真が、一番水色がはっきりと写っていた。
ミドリシジミ三度目(6月上旬 埼玉県)_f0199866_1936527.jpg

写真5▼ ミドリシジミ♂:これも「ある一カ所」で撮影した♂。こんなにきれいに光り輝くミドリを写し取れてうれしかった。
ミドリシジミ三度目(6月上旬 埼玉県)_f0199866_1937891.jpg

なお、当日はこのポイントに「ヘムレンのNature Photo」のヘムレンさんが来られていて、一緒にミドリシジミ探索をした。お陰さまで楽しい撮影タイムとなった。ありがとうございました。
by maximiechan | 2013-06-11 19:43 | 蝶 butterflies | Comments(12)
Commented by hemlenk at 2013-06-11 19:49
先日はありがとうございました。
こんなに減ってるなんて、驚きました。
ここ数年、真面目に探したことはなかったので、その少なさには唖然でした(・o・)
そんな中でも、いくつか♂と♀を撮ることができてよかったです。(=^・^=)
いろいろありがとうごさいました。
ひとりどったら、早々に諦めてしまっていたかもしれません(^_^;)
Commented by maximiechan at 2013-06-11 20:01
hemlenk 様
待っていたかのような早業のコメントですね。びっくりしました。
実は昨日仕事中にびっくりではなくぎっくり腰をやってしまいました。
整形外科にかかり、コルセットの生活をしています。早く治さないと。
Commented by himeoo27 at 2013-06-11 20:15
私も時々「ぎっくり腰」になるので、とても心配です。
早く治ると良いですね!
Commented by maximiechan at 2013-06-11 21:10
himeoo 様
心配してくださりありがとうございます。
人生初のぎっくり腰です。少しの距離が永遠の彼方のように感じました。
Commented by otto-N at 2013-06-11 21:47 x
やはり、水浸しが原因だったようですね。蛹になるとき、水でいっぱいだったら、どうするのだろうと思ってました。ぎっくり腰はくしゃみでなったことがあり、用心してます。気が付いたら痛みがないということが多いので、あまり悲観せずやってください。
Commented by konty33 at 2013-06-11 22:17
ハンノキの地面の様子と発生数が関係あるのですね。
身近でミドリシジミを観察することがないので勉強になります。
kontyも年初から腰痛で歩くのにも苦労しています。お大事にして下さい。
Commented by HOUNOKI at 2013-06-12 09:09 x
昔、たくさんいたのにね、という話をよく聞きます。
ハンノキは成長が早いので、昔のように、
早く回復するといいですね。
翅を開いたときの美しさは、宝石のようですね。
ぎっくり腰は、辛いです、お大事にしてください。
Commented by yoda-1 at 2013-06-13 21:54
なかなか半開翅の画像が撮れないので、写真4の画像は新鮮に映りました。
これまでにもこの場所のミドリシジミは個体数の増減を繰り返してきたのでしょうか。これからは増加基調になって欲しいです。
YODAも家内もなりましたが、ご自愛くださいませ。
Commented by maximiechan at 2013-06-14 05:38
otto-N 様
コメントありがとうございます。
ミドリシジミ発生の頃に3年連続でハンノキの林が水浸しになっていました。
それ以外に数が少なかった要因が思いつかないのです。
腰は随分よくなりました。心配してくださりありがとうございました。
Commented by maximiechan at 2013-06-14 05:43
konty 様
長靴でも躊躇するような場所が今年は運動靴でOK。
それも心配ではあります。
ハンノキ自体は湿地に生えるのでしょうから、過去3年の水浸しでも問題はなかったと思います。
幼虫が蛹になる場所がなかったか、あるいは蛹が水没してしまったか。
kontyさんも腰が不調でしたか。お大事にしてください。
Commented by maximiechan at 2013-06-14 05:47
HOUNOKI 様
ここは恐らく日本でも有数のミドリシジミの多産地だったのです。
記事にも書きましたが、ゆっくりの回復でもいいので、元のようになってほしいです。
ぎっくり腰についてはある意味よい経験でした。今後の生活改善に生かしていきたいです。
Commented by maximiechan at 2013-06-14 05:52
yoda 様
兵庫県遠征の成果を羨ましく見させていただいています。
半開翅は写真3の場所に移動後、翅を開きだしたときに偶然写ったものです。
今年は少ないながらも少し復調の兆しが感じられ、嬉しいです。
腰の方は週末の蝶(蜻蛉)撮影にどうにか間に合いそうです。

by maximiechan