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自然・旅行・写真・音楽

潤いを与えてくれたもの達 その1

結婚以来賃貸マンション暮らしだったので、私の人生に潤いを与えてくれた、学生時代からの様々な趣味の道具の大部分は実家に置いたままだった。それらは、できれば一生ものの宝物としてずっと手元に置いておきたかった。しかし、我々二人は来年の6月、現在大宮駅西口に建設中のマンションに入居することが決まり、父母もこの春から、より生活に便利な駅近のマンションに転居し、実家を売却することになったので、それらの大半は処分せざるを得なくなってしまった。
写真1▼ 現在建設中のマンション(2013.6.9撮影)
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音楽(主にクラシック)の鑑賞は小学校5年のとき以来の趣味であり、学生時代には音楽を学び、成人してからは音楽を教えることになった。よい音楽を聴こうとすればオーディオにも関心が向いたのは当然だろう。しかし、その道に関してはあまり深入りしなかった。そんな中でアナログ時代の終盤にちょっとだけ贅沢をしたのがレコードプレーヤーとスピーカーだ。
レコードプレーヤーはターンテーブルとアームを別々に組み立てた。私がオーディオに興味を持ち出した頃から、ターンテーブルは真下に置かれたモーターが直接ターンテーブルを駆動するダイレクトドライブが主流だった。しかし、レコードの真下にあるモーターがカートリッジで拾う音に影響があるということで、ベルトドライブのターンテーブルを復活させたメーカーもあった。それは技術的に時代の逆行のように思われてしまいそうだが、実はダイレクトドライブで培った精度の高い低速回転モーターを応用した高性能のベルトドライブであった。私が使っていたターンテーブルはMICROのBL-101という機種だ。
写真2、3▼ MICRO BL-101
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この機種についての詳しい解説は「オーディオの足跡 MICRO BL-101」を見てください。

アームは日本の技術力の高さ、職人の手加工によって作り上げられた銘機SAECのWE-407/23だ。
写真4~6▼ SAEC WE-407/23
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この機種についての詳しい解説は「オーディオの足跡 SAEC WE-407/23」を見てください。

スピーカーはスウェーデン国営放送でモニタースピーカーとして使用されたことでも有名なYAMAHAのNS-1000Mだ。ターンテーブルやアームは技術的に優れていることで音質がどのようによくなったのかということは聴いて実感できたかというと、正直よく分からなかった。しかし、このスピーカーに替えたことでの音質の変化は明瞭だった。立ち上がりのいいシャープな音は素晴らしく、特にピアノでその良さが発揮された。長い間購入するかどうか悩んでいたが、製造が中止されたことを知って、慌てて秋葉原を駆け巡り、石丸電気で在庫する最後の1セットを手に入れた。
写真7▼ YAMAHA NS-1000M
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この機種についての詳しい解説は「オーディオの足跡 YAMAHA NS-1000M」を見てください。

上記の三点は既に処分済みだ。オーディオ専門の買い取り業者に来てもらったところ、さんざん褒め立てられたので高額で売却できるのかと期待したが、二束三文だった(涙)。
by maximiechan | 2013-06-14 22:55 | Comments(0)

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