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風任せ自由人

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自然・旅行・写真・音楽

西表島の海その1(1987&2003)

西表島の海に初めて潜ったのは同僚に初めて連れて行ってもらった1987年8月。その時はまだライセンスを持っていなかったので体験ダイビングだったが、その同僚に唆されて旅行前に購入したNikonos Ⅴで水中写真にも挑戦した。その年の冬から翌春にかけて、東京のダイビングスクールに通って学科講習とプール実習を受けた。そして春休みを利用して沖縄本島に渡って海洋実習を済ませ、オープンウォーターのライセンスを取得した。その後、海外に潜りに行くのに備えて、1996年には播磨伯穂氏よりダイブマスターの認定を受けた。

写真1▼ アカネハナゴイ
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もぐりのダイバーだった1987年8月に体験ダイビングで撮影した写真を使って作ったポストカード。当時は毎年一枚このようなポストカードを印刷業者に頼んで作ってもらっていた。

以前も書いたが、2003年を最後に水中写真の機材を全て手放してしまった。以下は、写真での撮影では最後となった2003年8月の西表島の海の記録。
※「アカネハナゴイ」、「2003年夏 西表の海」という2つの記事でも2003年に西表島の海で撮影した水中写真を紹介している。
写真2▼ ハゼ科の一種
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オレンジの縞模様が入った大きな鰭を持ち、写真では分からないがコミカルな動きをするハゼの仲間。矢野維幾さんが砂泥底のポイントで石の下から掻き出して見せてくれた。
矢野維幾さんは西表島にあるダイブサービスYANOのオーナーである。水中の生物に造詣が深く、そのフィールドは海水域だけに留まることなく汽水域や淡水にまで及ぶ。写真の腕も超一流で魚類を中心に生態写真を撮影している。主な著書に『西表島の海』(平凡社)、『決定版 日本のハゼ』(瀬能宏らとの共著 平凡社)などがあり、その他にも多くの図鑑や雑誌などに写真を提供している。
写真3▼ カクレクマノミ
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たまにはこんなポピュラーで可愛い魚にも登場願おう。この年の12月に公開されたディズニー&ピクサーの「ファインディング・ニモ」ですっかり人気の出たクマノミの仲間だ。知名度アップの代償として、観賞魚を扱う業者によって乱獲され、すっかり数を減らしてしまったというのを皆さんはご存じだろうか。
写真4▼ イチモンジコバンハゼ幼魚
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可愛さならこの魚も負けてはいないと思うがどうだろうか。しかしながら、この魚は成長するとただ単に真っ黒な体色となってしまう。
写真5▼ オビテンスモドキ幼魚
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波の動きに合わせて漂う海藻の切れ端かと思ったらオビテンスモドキの幼魚だった。この魚は成長に伴って色だけでなく姿も変えてしまう。
写真6▼ ニシキテグリ
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前々回の記事「ネズッポの仲間4種」でも登場したニシキテグリ。ユビエダハマサンゴに覆い被さるようにして観察していると奥の方にカラフルな魚がツツーッと動いているのが見える。そうニシキテグリだ。じっと待っていると時々サンゴの表面の方に上がってきて目が合う。今だと思ってシャッターを切るのだが時既に遅し。後姿となっているか消えてしまっているのだ。

・・・その2に続く。
by maximiechan | 2013-12-08 20:08 | 水中 under water | Comments(0)

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