ヒョウモンチョウなど
高原のヒョウモン類だが、3種と出会って3種とも撮影が叶った。
コウゲンヒョウモンその2
コウゲンヒョウモンその3
コウゲンヒョウモンその4
コウゲンヒョウモンその5
ウラギンヒョウモンも増補改訂版ではやっかいなことになっていて、「サト」と「ヤマ」に分かれている。でも、p.207の解説を見ると「この2種の間の生態的な違いを示した研究は乏しいため、本書では両種をまとめて記述した。」とあるし、更に※以下に小文字でヒメウラギンヒョウモンなるものまで出てきてますます混乱しそうだ。ということで私にはよく分からないので、従前からの「ウラギンヒョウモン」を使う。
ウラギンヒョウモン
小さくて可愛いツマグロヒョウモンの雌がいた。
ツマグロヒョウモン
フィールドガイド 「日本のチョウ」増補改訂版のp.196〜197に「キタヒョウモン」・「コウゲンヒョウモン」・「コヒョウモン」の近似3種が掲載されている。以前は「キタヒョウモン」と「コウゲンヒョウモン」の区別はなくて「ヒョウモンチョウ」だった。今回撮影した高原に生息しているのは旧「ヒョウモンチョウ」で、新しい同定では分布域から「キタヒョウモン」はあり得ないので、「コウゲンヒョウモン」ということになるのだろう。さて、増補改訂版の近似3種の【同定】における識別点で、④として示されている「表・前翅後角付近の2黒斑」を見ると、今回撮影した写真の「その4」と「その5」は完全につながっていて、そこだけ見たら「コヒョウモン」と間違えそうだ。でも、図鑑の「キタヒョウモン」と「コウゲンヒョウモン」の雌の写真も④分離傾向と示していながら殆どつながっているではないか。あくまで「傾向」だから仕方ないのかな。
コウゲンヒョウモンその1
by maximiechan
| 2020-06-30 22:32
| 蝶 butterflies
|
Comments(4)
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22wn3288 at 2020-07-01 07:38
ヒョウモンチョウの同定は言われる通りで、私の見たのも旧ヒョウモンチョウでコウゲンヒョウモンとなるのだと思います。
ウラギンヒョウモンも区別がつかないので、ウラギンヒョウモンとするつもりです。
↓ アカシジミが綺麗な色が出ていますね。
ウラギンヒョウモンも区別がつかないので、ウラギンヒョウモンとするつもりです。
↓ アカシジミが綺麗な色が出ていますね。
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maximiechan at 2020-07-01 08:18
22wn3288 様
更に言うとスジグロシロチョウもよく分かりませんね。科学的な眼で観察撮影されている人はその辺については妥協しないのでしょうが、私にはかなり難しいです。でも、変異個体などは面白いので興味があります。
前の記事のアカシジミはその変異がある個体。新鮮個体なので色も綺麗ですね。
更に言うとスジグロシロチョウもよく分かりませんね。科学的な眼で観察撮影されている人はその辺については妥協しないのでしょうが、私にはかなり難しいです。でも、変異個体などは面白いので興味があります。
前の記事のアカシジミはその変異がある個体。新鮮個体なので色も綺麗ですね。
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Farfalla65 at 2020-07-01 09:01
ヒョウモンがたくさんいて楽しめましたね。
学問的に追及する人と趣味として楽しむ人が
います。個人的にはあんまり分類を細分化す
るのはどうかなという気もします。生殖器の
違いとか遺伝子配列の違いとかで別種とする
のは正直どうなのかなと思います。あくまで
個人的な感想ですが。
学問的に追及する人と趣味として楽しむ人が
います。個人的にはあんまり分類を細分化す
るのはどうかなという気もします。生殖器の
違いとか遺伝子配列の違いとかで別種とする
のは正直どうなのかなと思います。あくまで
個人的な感想ですが。
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maximiechan at 2020-07-01 09:28
Farfalla65 様
細かいことは専門家に任せておきます。蝶の姿を美しく撮ろうというのが自分の追究しているところなので、これからもそういう姿勢で蝶と付き合っていきます。この高原ではヒョウモン類ではもう少しするとウラギンスジヒョウモンが出ます。それも楽しみです。
細かいことは専門家に任せておきます。蝶の姿を美しく撮ろうというのが自分の追究しているところなので、これからもそういう姿勢で蝶と付き合っていきます。この高原ではヒョウモン類ではもう少しするとウラギンスジヒョウモンが出ます。それも楽しみです。