ツマグロキチョウ 黒紋消失個体
足下から飛び出したツマグロキチョウに違和感を覚えた。留まったところを覗き込むと普通のツマグロキチョウのようにも思えたが、飛ぶとやはりいつもと違う。時々、オオフタバムグラで吸蜜をすることがあったので、その飛び出しをプリ連写で撮影してみることにした。そうすれば、たとえピントが合っていなくても、その違和感の正体が分かると思ったから。撮影した飛び出しを見てみると、褄黒がかなり薄い、黒紋消失個体だった。その後、何度かプリ連写を繰り返し、それなりの写真も得られた。
褄黒の黒紋が完全には消失していないが、このレベルなら十分に黒紋消失個体と言えるだろう。
ツマグロキチョウ黒紋消失個体の翅裏(静止)
黒紋がうっすらと残っているので通常の個体のようにも見える。
以前撮影した黒紋消失個体の翅裏(よりレベルが高い?) この時は飛翔や飛び出しは撮れなかったので、逆光で翅を透かして証拠とした。 参考「ツマグロキチョウ 翅の変異」
その後、更にその子を追っているとオオフタバムグラでの吸蜜中にツマグロキチョウ夏型に絡まれた。
通常個体の褄黒は・・・ キタキチョウに絡まれた時に翅表の褄黒が確認できる写真があった。 参考「ツマグロキチョウに絡むキタキチョウ 」
ツマグロキチョウ黒紋消失個体(飛び出し)
by maximiechan
| 2021-09-13 21:54
| 蝶 butterflies
|
Comments(2)
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22wn3288 at 2021-09-14 08:25
黒紋の殆ど消失したツマグロキチョウは珍しいですね。
翅裏の模様は正常に近いようです。
表翅を見る機会は少ないのですが、気を付けて見ることにします。
翅裏の模様は正常に近いようです。
表翅を見る機会は少ないのですが、気を付けて見ることにします。
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maximiechan at 2021-09-14 10:57
22wn3288 様
他のポイントで見つかる可能性はゼロではないでしょうが、このポイントを紹介してくださった先達から、この周辺では褄黒を欠く異常型が出現することがあると聞きました。私が持っている図鑑に出ている同じ異常型の標本写真もここに近い産地のものです。
他のポイントで見つかる可能性はゼロではないでしょうが、このポイントを紹介してくださった先達から、この周辺では褄黒を欠く異常型が出現することがあると聞きました。私が持っている図鑑に出ている同じ異常型の標本写真もここに近い産地のものです。