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懐かしい写真

一昨日から降り始めた雪は予想を超える積雪となり交通機関を始め各地で大きな混乱を招いた。我が家周辺でも、昨日朝起きて外を見たときの積雪は先週末以上の20cmほどもあって吃驚した。普段は雪が降っても特に何もしない私だが、さすがに昨日は駐車場の雪かきをした。因みに今日は強風が吹き荒れている。
そんな雪が降るような寒い日が続いていると、ついつい暖かい(否、暑い)沖縄が恋しくなってしまう。

※今回掲載の写真は、写真8(デジカメ撮影)を除いてはポジフィルムからスキャンしたものであり、ほとんどが20年以上前に撮影したもの。

写真1:東平安名崎(宮古島)
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このブログで今まで宮古島のことを話題にしたことはほとんどなかったが、ダイビング目的で90年代に何回か訪れていた。行くと翌日には台風が接近するということが続き、ダイビングサービスSUGAR CANEのオーナー松本さんに「また台風を連れてきたね。」と苦々しく言われたのが懐かしい。この写真は台風が接近してきている中、レンタカーを借りて島内を巡っていたときに撮影した島の東端にある東平安名崎(あがりへんなさき)付近の様子。写真右上に小さく東平安名崎の灯台が見える。

写真2:住吉の夕焼け(西表島)
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西表島で最初に定宿としたのは住吉地区にあった住吉荘。朝や夕方には星砂の浜や月が浜などに散歩に出かけていた。その散歩の最中にこんな夕焼けに出会った。

写真3:おじいの家(西表島)
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住吉荘のご主人はダイビングガイド&船長でもあった池間茂さん。写真は茂さんのお父さん(我々はおじいと呼んでいた)の家。おじいは終戦後宮古島から西表島に移住してきたそうだ。そして、半農半漁の生活をしながら民宿を始めた。それが住吉荘だ。

写真4:沈みゆく太陽(西表島)
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星砂の浜のすぐ近くにある「夕陽ヶ丘(茂さん命名)」から撮影した沈みゆく太陽。ここからの夕陽が美しいと言って茂さんが案内してくれた。そのすぐ隣には池間家のパイナップル畑があった。ダイビングから戻ってきて「パイナップルの収穫に一緒に行くか?」と誘われたことがあった。その時は鎌を渡され、「好きなだけ食べるさ。」という野性味あふれるおもてなしを受けた。

写真5:クロサギ?(西表島)
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朝の散歩で星砂の浜まで行ったときに撮影した写真。空が明るくなってきたとき、浜辺に佇んでいたクロサギをシルエットで捕らえたもの。朝の散歩と言っても、空がまだ暗い内に住吉荘を出て、星砂の浜で日の出を見るのが恒例だった。そんな時間だったので空には星がたくさんあって、オリオン座やカシオペア座など冬の星座が見えて吃驚した。

写真6:マリユドゥの滝(西表島)
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西表島にダイビングに行くと島内の観光も楽しみの一つだった。浦内川上流にあるマリユドゥの滝にも何回も出かけた。転落事故があったために最近は立ち入り禁止になってしまったが、以前は滝のすぐ近くまで行くことができた。

写真7:サバニ(鳩間島)
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茂さんとダイビングに行っていた頃は昼食休憩を取るために鳩間島に上陸することがよくあった。初めて行った頃は港には桟橋が一つあるだけで、その両脇には白い砂浜が広がる風光明媚な天国のような場所だったが、何年か後には港の前に防波堤が築かれ、桟橋脇の水も淀んでしまっていてがっかりした。写真はその鳩間島で見かけたサバニ。祭で使うためのものなのか装飾がなされていた。

写真8:川平湾(石垣島)
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いつもの絶景ポイントからの写真ではなくて、そこから浜に降りて少し湾の出口方面に歩いた所から撮影した景色。ところで、この場所は潮が満ちているときには行けない。

写真9:雨上がり(石垣島)
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石垣島ではほとんど川平地区に宿泊している。朝夕の散歩のときには集落の外れの方まで歩いていくこともある。写真は一瞬を切り取るものだが、この写真は前後の時の流れを感じさせる。少し前に通り雨があったけど、南国の強烈な陽射しは濡れた道路をすぐに乾かし、また暑い一日が始まる。雨が上がるのを待っていたおばあたちは今日も頑張ろうねと声を掛け合って畑仕事に出かけていく。

写真10:シーサー(石垣島)
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川平集落の中で見かけたシーサー。屋根に載っているものが一般的だが、門柱の上に置いてあるのも時々見かける。これは門に貼り付けられていた。
by maximiechan | 2014-02-16 11:44 | 旅行 travel | Comments(6)

アバド逝く

1月20日、イタリアの指揮者クラウディオ・アバドが亡くなった。その追悼番組が先日NHK-BSプレミアムで放映された。その中で取り上げられたのはルツェルン音楽祭2012での8月10日の演奏会と1994年のベルリン・フィルとの来日公演での10月14日の演奏会。ルツェルン音楽祭で取り上げられた2曲目はモーツァルトのレクイエムだったが、最後の音が消えた後もアバドが指揮棒を握りしめたまま目を閉じてじっと立ち尽くし、会場が暫く静まりかえっていた場面では目頭が熱くなった。1994年の来日公演の映像では別人のように若々しい姿に驚いた。18年という歳月を考えれば当然かもしれないが、帝王カラヤンの後任としてのベルリン・フィル音楽監督という重圧、そして癌との闘病が老いを一気に加速させてしまったのだろうかと思った。しかし、それは外見上のことだけであって、闘病後の演奏はますます輝きを増していた。朝日新聞デジタルに次のような記事を見つけた。『アバド氏の後任で、現在ベルリン・フィルを率いるサイモン・ラトル氏は、アバド氏が数年前に「病気はひどいものだが、その結果は悪いことばかりではなかった。胃を(摘出して)失ったことが私に内なる耳を与えたかのように、私は自分の体の内側から音楽を聴くように感じる」と語ったことを紹介。「彼は常に偉大な指揮者であった。特にこの最後の数年の演奏は超越的で、私たちは皆その場に居合わせたことを光栄に思う」と述べた。』実際、サイモン・ラトルはアバドの演奏会によく姿を見せていたようだ。私の持っているルツェルン音楽祭でのマーラーの交響曲のBlue-rayには客席にいるサイモン・ラトルをカメラが捕らえているシーンがある。因みに追悼番組でのルツェルン音楽祭2012の演奏会の客席にはマウリツィオ・ポリーニ(イタリアのピアニスト)の姿があった。

さて、そのアバドのお気に入りのCD等を紹介しよう。

CD1:ラヴェル作曲「マ・メール・ロワ」など ロンドン交響楽団
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最後に怒濤のようなクライマックスを築き上げるカップリング曲「ボレロ」も秀逸だと思うが、なんと言ってもこのCDでの一押しは「マ・メール・ロワ」。第3曲「パゴダの女王レドロネット」の東洋的な雰囲気の描写の素晴らしいこと。また第4曲「美女と野獣の対話」の後半から第5曲「妖精の園」へのつながり、そして壮麗なフィナーレへ向けての静かなクレッシェンドの美しさは得も言われない。

CD2:マーラー作曲 交響曲第4番 ウィーン・フィル
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大昔NHKで放映した単発のドラマ(たしかストラディバリウスに魅せられた少女がイタリアにその謎を探りに行くような内容だったと思うが・・・違うかもしれない)でBGMとして使われていてこの曲を知った。その後、数々のLPやCDを聴いたが、この演奏が自分にとっては一番だ。

CD3:ムソルグスキー作曲ラヴェル編曲「展覧会の絵」 ベルリン・フィル
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名盤紹介のサイトなどを見てもあまり取り上げられることない演奏だが、私にとっては決定盤。「卵の殻をつけた雛の踊り」の描写の巧さには舌を巻く。

CD4:ドビュッシー作曲「牧神の午後への前奏曲」他 ベルリン・フィル
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これは最近、図書館で借りて聴いて大興奮してしまった1枚。ベルリン・フィルはメンバー全てが一流の演奏家であることは誰もが認めるスター群団だ。そんな中でも木管楽器の首席奏者は歴史的にも超一流のスターを揃えていて、フルートのオーレル・ニコレ、ジェームズ・ゴールウェイ、クラリネットのカール・ライスター、オーボエのローター・コッホなど名前を挙げたらきりがない。そして、現在フルートの主席にはエマニュエル・パユが座っている。「牧神の午後への前奏曲」ではそのエマニュエル・パユが奏でる冒頭の旋律にうっとりし、更に続くオーボエ(アルブレヒト・マイヤー?)の色気たっぷりの音にぞくぞくっとし、ホルン(シュテファン・ドール?)の美音にも顔がほころび、兎にも角にも美しい音の流れに身を委ねる幸福を味わえる演奏だった。カップリング曲の「夜想曲」も素晴らしい演奏だが、トランペットがもう少し出てほしいと思う場所があった。

Blue-ray1:ベートーヴェン交響曲全集 ベルリン・フィル
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この全集は、2000年にベルリンでの第9番からスタートしたが、アバドが病に倒れたため一時中断し、アバド復調後の2001年の2月、他の作品をローマ客演の際一気に収録した映像作品。日(曲)によってメンバーが替わるのでそれを見るのも楽しい。ピリオド楽器にも興味をもつようになったアバドが極限まで贅肉をそぎ落として演奏した室内楽的なベートーヴェンの交響曲。
by maximiechan | 2014-02-15 08:58 | 音楽 music | Comments(2)

嬉しい再会

学生時代か就職して間もない頃NHKでの放映だったと思うが、カルロス・サルゼード(サルツェードと記載されている場合もある)という作曲家のハープ曲「夜の歌」の演奏を見た。様々な演奏技法を駆使した曲で、中でも胴を打楽器のように叩いていたのには驚いた。素敵な曲でもあったのですぐにレコードを探した。そして、手に入れたのがスペイン生まれのハーピストであるニカノール・サバレタがDG(ドイツ・グラモフォン)に録音したLPだった。
そのLPにはよく耳にするラヴェル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ(元はピアノ曲で作曲者自身が管弦楽にも編曲している)」、ドビュッシー作曲「アラベスク第1番(これも元はピアノ曲)」の他にマルセル・サミュエル=ルソー作曲「古いノエルによる田園変奏曲」、ジェルメーヌ・タイユフェール作曲「ハープのためのソナタ」、マルセル・トゥルニエ作曲「6つのノエル 作品32」、ジャン=ミシェル・ダマーズ作曲「シシリエンヌ・ヴァリエ」などの珍しい曲も収められていた。その初めて耳にしたいずれもがなかなか良い曲で、このLPは大切な宝物となった。それから数年後にCDが登場してLPは近い将来CDに取って代わられると思った。そこで何百枚と持っていたLPはそのほとんどを業者に買い取ってもらった。しかし、マイナーな曲を収めたこのLPのようなものはCD化しないかもしれないと思ったので、特に思い入れの強かった何十枚かとともに手元に残した。
その後、「夜の歌」はCDで長澤真澄、ヨランダ・コンドナシスなどの演奏した数種類を手に入れることができたが、ニカノール・サバレタのものはやはり見つからなかった。そして、何より残念だったのはそのLPに収められていた、その他の珍しい曲は他の演奏家のものも含めて探し出せなかったこと。更に昨年夏の実家の売却を機に、残しておいたLPも処分せざるを得なくなってしまい、もう永遠にそれらの演奏を聴くことができないのだなと思った。
ところが1週間ほど前、他のCDを探しているときに、たまたまニカノール・サバレタの「夜の歌」が1999年にCD化されていて、その中古CDが何点かamazonに出品されているのを見つけた。ダイビングに夢中になった頃から音楽の方は少し遠ざかってしまっていたので仕方ないとは言え、その販売を見逃していたことを悔やんだ。そのCDは「フランスとスペインのハープ音楽」と題する初回限定品で、持っていたLPとは別内容だったが「夜の歌」の他にもLPに収録されていた曲の何曲かが入っていることも分かった。そこで出品されていたものの中から一番よさそうなものを選んですぐに注文を入れた。

CD1:「フランスとスペインのハープ音楽」1999年初回限定盤
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そして、注文確定後すぐにまた別のCDを探していてTOWER RECORDのクラシックのページを開いたところ、何やら気になるものを見つけた。それは、「レア音源を含む完全限定盤など、タワレコ企画盤をまとめてご紹介」という文字だった。そのページから更にDGとのオリジナル企画盤のページに入って吃驚、なんとニカノール・サバレタのハープを弾く姿とともに「サバレタ没後20年企画、初出時オリジナルの形態で2枚のアルバムを復刻」という文字が飛び込んできた。その2枚組のCDのうちの1枚はまさに宝物にしていたLPと同内容のものだった。

CD2:「フランス&スペイン・ハープ作品集」TOWER RECORDオリジナル企画盤
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今朝起きてすぐに外の積雪を確かめた。我が家周辺は予想していたよりも積雪は少なく10数cmほどだった。ホッと安心してフランスのハープの素敵な曲をかけてこの記事を書き始めた。そのCDは5日の退勤後、勤務先近くのショッピングモール内にあるTOWER RECORDの支店で手に入れた。その日帰宅すると注文していた中古品も届いていた。ちょっと間が悪く、余計な出費もしてしまったが、大切な宝物との再会が果たせて嬉しかった。
by maximiechan | 2014-02-09 10:04 | 音楽 music | Comments(2)

近況報告

この時期になると休日は冬鳥を追っているが、昨年末から体調が芳しくなく、この冬は買い物以外にはほとんど外出せず、音楽を聴いていることが多い。音楽の聴き方だが、最近は敢えてレパートリーを増やそうとは思わず、聴き親しんだ曲のより好い演奏を探している。ところがつい先日、目的の演奏が入ったCDの中に初めて耳にする曲(正確には初めて耳にする編曲)があって、それに心動かされてしまうということがあった。

CD1
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書けば長くなってしまうが、聴きたかったのはサイモン・ラトル指揮バーミンガム市交響楽団の演奏するラヴェル作曲の「マ・メール・ロワ」。その曲が入ったCDは1991年にリリースされたものだが現在は廃盤となっていて、私が住むさいたま市の図書館の視聴覚資料にも見当たらなかった。仕方なく中古品で手に入れようかと思って、在庫のある店まで探し出していたのだが、更に検索を続けたところ、サイモン・ラトルが指揮したラヴェルとドビュッシーの曲が5枚組になったものがユーロ盤で出ていて、その中の1枚が探していたものと全く同じ内容であることが分かり、早速購入した。その5枚組セットは、同じく聴いてみたいと思っていたバレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲と「ボレロ」も入っていて、しかも国内盤新譜1枚分ほどの値段という掘り出し物だった。そして、そのセットの中にその心動かされた曲が入っていたのだ。
その曲とは、ラヴェル作曲の『鏡』より「鐘の谷」とドビュッシー作曲の『版画』より「塔」の2曲だ。共に元はピアノ曲だが、このセットではパーシー・グレンジャーの手によって管弦楽用に編曲されたものが入っていた。グレンジャーはオーストラリアに生まれ、ドイツとイギリスで作曲とピアノを学んだ音楽家で、グリーグと親交があった。そのグリーグの影響で民俗音楽への関心が高く、そんなことも影響しているのか、共に東南アジアの音楽の影響を受けたと思われるピアノ曲2曲が、鍵盤打楽器を巧みに使うことによって色彩豊かに、そして雰囲気たっぷりにアレンジされていた。

CD2
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同様に最近聴いたCDの中に、もう一曲素敵な曲との出会いがあった。まずは目的の曲の方だが、チャイコフスキーの名曲中の名曲、ヴァイオリン協奏曲ニ長調。演奏はアンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルとアンネ=ゾフィー・ムターのヴァイオリン独奏によるもの。実に情感たっぷりな演奏で、この曲についての私のお気に入りNo.1になった。そして、その魅力にはまってしまった初めて聴いた曲は、コルンゴルト作曲のヴァイオリン協奏曲。こちらの演奏はオーケストラがロンドン交響楽団に替わっている。コルンゴルトは1897年オーストリアに生まれ、若くしてシェーンベルクと並び称されるほどの評価を受けたが、ナチスドイツのオーストリア併合後、ユダヤ人であったためにアメリカに亡命し、その後はハリウッドの映画音楽に関わったという異色の作曲家。
初演の際、批評家から「時代錯誤」のそしりを受けたとの記載も見られ、確かに1945年に作曲された曲としては、そう批判されても仕方ないかと思われるところもあるが、世紀末のウィーンの残り香を漂わせた、濃密で叙情的なこの曲は私の趣味にはぴったりと合った。

20年に一度という大雪に見舞われている関東地方。本日、熊谷で開催される予定だった県の障害者駅伝大会は、昨日朝のうちに早々と中止が決まった。頑張って練習してきた生徒たちにとって大変に残念であるが仕方あるまい。
ということで、本日はたっぷりと時間があった。ブラームスのシンフォニー(クルト・ザンデルリンク指揮シュターツカペレ・ドレスデンの演奏)や上記の曲などを聴きながら久々に書いた記事でした。

by maximiechan | 2014-02-08 17:39 | 音楽 music | Comments(12)

自然・旅行・写真・音楽


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